英語学習

IELTSライティングタスク2を攻略するためのポイント

いぬ
いぬ
ライティングタスク2が難しいよ…

どんな風に書いていけばいいか教えてくれ〜

あざらし
あざらし
うむ。基本的な学習法は以前紹介したので、今回は高得点を取るためのポイントに絞って伝授していこう。

この学習法を実践することにより、筆者はIELTSライティング5.0から1年間で7.0までスコアを伸ばすことに成功しました。

この記事ではライティングタスク2で意識しておきたい項目を8つご紹介します。

ライティングタスク2攻略のための7つのポイント

1. 質問に答える

IELTSライティングタスク2ではいくつかの問題形式の質問がなされます。

問題ごとにエッセイに記載する内容が変わるため、きちんと注意を払っていないと「質問に答えていない」とみなされることがあります。

しかし、イントロとコンクルージョンでの書き方を使い分けるだけで、適切に質問に答えた回答を作成することができます。

2. 問題形式とその答え方

まずは問題形式別に答え方を見ていきましょう。

Opinion/Agree or Disagree

この問題形式では

「あなたの意見を述べよ」
「賛成か反対か」
「どの程度賛成か反対か」

といったことが聞かれます。

Opinion QuestionやAgree or Disagree Questionでは、どちらか一方の意見を取り上げてそれをサポートする根拠を2つあげます

 

イントロは次のように構成します。

①問題文のパラフレーズ
②In my opinion, (立場を明示).
③This is because (ボディパラグラフの主張である理由1と理由2を記載).

コンクルージョンは次のように構成します。

①In conclusion, (立場を明示).
②I believe that (理由1と理由2を記載)

Advantage and Disadvantage

Advantage and Disdavantageの問題では

「メリットとデメリットを述べよ」
「メリットとデメリットのどちらが大きいか」
「メリットとデメリットを述べ、それに対する考えを述べよ」

という問題が出題されます。

 

それではイントロの構成から見ていきます。

「メリットとデメリットを述べよ」という問題の場合は、

①問題文のパラフレーズ
②This essay discusses both sides of this argument.

 

「メリットとデメリットのどちらが大きいか」という問題では、上記①②に加え、

③I personally believe that the advantages outweigh the disadvantages.
(もしくはdisadvantages outweigh advantages)

を記載することで自身の立場を表明します。 

 

「メリットとデメリットを述べ、それに対する考えを述べよ」という問題の場合は、①に加え

②This essay discusses both sides of this argument, and then I will give my own opinion which is (自分の意見).

という一文をつけることで、自身の考えを最初から示しておくことができます。

 

なにやら覚えることが多いような気がしますが、問いに対する回答ができているかを考えるとごく当たり前の使い分けをしているだけですね。

コンクルージョンも問題のタイプによって変わります。

 

「メリットとデメリットを述べよ」という問題の場合は、

①In conclusion, the merits of ~ are ~, while the demerits of ~ are ~.

だけでOKです。

 

「メリットとデメリットのどちらが大きいか」という問題では①に加え

②I personally believe that the merits overshadowed the demerits.
③This is because (どちらかが上回ると思う理由).

という構成にします。

 

「メリットとデメリットを述べ、それに対する考えを述べよ」では①と②を記載すれば質問に答えられています。

Cause and Solution

Cause and Solutionの問題ではある現象が示されたあと、

「その原因は何か?」
「また、その解決策は何か?」

と2つの問いが示されます。

この形式の問題ではボディパラグラフ1で原因を、ボディパラグラフ2で解決策を示します。

例えば次のような問題が出題されます。

The influence of human beings on the world’s ecosystem is leading to the extinction of species and loss of biodiversity.
What are the primary causes of loss of biodiversity?
What solutions can you suggest?

 

Cause and Solutionのイントロは次のように書いていきます。

①問題文のパラフレーズ
②This essay discusses the reason why ~ (原因), and the potential solution that ~ (解決策).

コンクルージョンでは原因と結果に対応するようにボディパラグラフの内容を要約します。

①In conclusion, XX is caused by ~ (原因).
②To tackle this problem, people can implement ~ (解決策).

Discussion

Discussionエッセイでは対立する2つの意見を各パラグラフでサポートし、最終的にどちらをサポートするかを述べます

例えば次のような問題が出題されます。

Some people think that newspapers are the best way to learn the news.
However, others believe that they can learn news better through other media.
Discuss both views and give your opinion.

 

この形式の問題のイントロは次のように書きます。

①問題文のパラフレーズ
②This essay discusses both sides of this argument, and then I will give my own opinion which is ~ (どちらが重要かという主観的な意見).

 

コンクルージョンでは両方の考えに利点があることを述べた上で、次のように書きます。

①In conclusion, I believe both sides have merits.
②On balance, it is my opinion that (どちらが重要かという主観的な意見).
③This is because it is my firm belief that (なぜ一方の選択肢の方が重要なのかという根拠).

 

Two-part Question

最後がTwo-part Questionです。

この問題形式ではCause and Solution同様に2つの質問がなされ、それぞれに対してパラグラフ1つずつを使って回答します

2つの質問に規則性がないため、Cause and Solutionとは別の扱いになっていますが、答え方は同じです。

 

例えば次のような問題が出題されます。

Car ownership has increased so rapidly over the past thirty years that many cities in the world are now ‘one big traffic jam’.
How true do you think this statement is?
What measures can governments take to discourage people from using their cars?

他にも、

Nowadays, the way many people interact with each other has changed because of technology.
In what ways has technology affected the types of relationships people make?
Has this become a positive or negative development?

という問題が出題されます。

 

イントロでは次のように書きます。

①問題文のパラフレーズ
②This essay discusses ~ (質問1の内容), and (質問2の内容).

コンクルージョンでは問題によって答え方が異なるので、2文で完結できるということだけ頭に入れておけば良いでしょう。

①In conclusion, (質問1の答え).
②Furthermore, (質問2の答え).

3. ボディパラグラフでは論を展開する

よくある間違いとして、「文章を連ねてはいるけど一向にトピックセンテンスの主張を補強していない」というものがあります。

エッセイの目的は自らの主張の正当性を主張するために、様々な角度から論を深めることです。

そのため、トピックセンテンスや例示が主張にダイレクトに結びついているかを絶えず確認しましょう。

議論を発展させるために以下のポイントを確認しましょう。

並列になっていないか

論が展開されているかどうかの判断基準の1つに前の文との関連性があります。

前の文を受けて「だから〜だ」「しかし〜だ」というように次の文章が導かれない場合には、構造が並列されている可能性があります。

並列構造の文は4つの評価項目の1つであるCohesion and Coherence(内容の一貫性)のスコアが出にくい傾向にあります。

その1文がなくても文の展開に影響を与えない場合には、思い切って無くしてしまうのも悪くはありません。

展開のモデル

ではどのようにパラグラフの内容を展開していけば良いでしょうか。

ここでは代表的な例をお示しします。

基本的には以下の4文の順に書くことを意識すると良いでしょう。

①トピックセンテンス(AはBである)
②サポートセンテンス(何故ならば~)
③例示(例えば~)
④主張の確認

この展開を使った文章の展開を見てみましょう。

問題文は次のようなOpinion Questionです。

「インターネットの発達により人々は手軽に芸術作品にアクセスできるようになった。そのため美術館や博物館はもう必要ないという人もいる。あなたはこの意見にどの程度賛成または反対か。」

それに対して反対の立場を取るとしましょう。

 

トピックセンテンス: 美術館や博物館は作品の展示以外の重要な役割を担う

サポートセンテンス: 何故ならばそれらの施設は作品の保全、資料の研究などの役割を果たしているからである。

例示: 例えば◯◯博物館では運営交付金が削減されたことにより、作品のメンテナンスが行き届かなくなり、それによって客足が遠のいた。また、その施設から出版される人文科学系の論文の数が減ったため、地域の歴史に関する研究が停滞した。

主張の確認: したがって、美術館や博物館に適切な予算を分配することが社会の利益につながり、美術品をネットで見れるからといって旧来の施設をないがしろにしてはいけない。

 

これだけで随分議論ができていると感じるのではないでしょうか。

きっちり4文で構成する必要はないので、状況に応じて例示を2つにしてみたり、サポートセンテンスを2文にしてみるのも有効です。

4. 積極的にパラフレーズする

エッセイの中で語彙の繰り返しが起こるとGrammatical Range and Accuracyのスコアに影響します。

そのため、できる限り同じ単語の使用の反復を避けることを心がけます。

同意表現の習得にはPower Thesaurusを使用していました。

https://www.powerthesaurus.org/play/synonyms

IELTSで出題されるテーマが限られているため、それらに関連する話題の同意語(Synonym)を増やしていくことでパラフレーズの幅が増えていきます。

エッセイを書いた後に繰り返しの多い単語の同意語を調べる習慣をつけるようにしましょう。

5. 複文構造を用いる

Grammatical Range and Accuracyのスコアをあげるもう1つのポイントとして、複雑な文構造を使えることがあります。

複雑な文構造といっても高校英語で習う完全文の5つの文型に加え、節構造を持った文章がかけるだけで十分です。

節構造を持った文は以下の4つを意識するのが良いでしょう。

接続詞

「and」や「but」を使ったおなじみの構造です。

接続詞の種類や置く位置を変えることで表現にバリエーションを持たせることができます。

SV, whereas, S’V’などの対比も文にメリハリを出す上で有効です。

仮定法

仮定法も適切な文脈で使うことができると説得力が高まります。

Ifを使った仮定法の他にも「Unless SV, S’V’」や「Considering SV, S’V’」なども同様に使うことができます。

関係節

「that」や「which」も名詞を説明する際に有効です。

関係代名詞の非制限用法「SV, which S’V’」もSVを丸ごとS’V’で修飾できるできるので使用頻度が高いです。

中でもオススメなのが「SV, which in turn S’V’」(SVによってS’V’となる)という表現です。

It leads to SV. と同じ用途で使うことができます。

また、「SV, wherein S’V’」(SVにおいてS’V’)という表現も詳細を説明する文脈で使えます。

コロンで文をつなぐ

最後にコロンを使った複合文をご紹介します。

コロンは関連のある2文を接続詞の有無に関わらずつなぐことができます。

・I went to the supermarket; I saw one of my friends there. 

関係性を明確にするために接続詞を入れることもよくあります。

・I slept well last night; so, my brain works well. 

6. アイディアを前もって準備しておく

IELTSライティングではほとんどの場合、次の10テーマから出題されます。

・Education
・Media/Technology
・Career/Business/Economy
・Art/Leisure
・Environment
・Family/Gender
・Health
・Crime
・Global Issue
・Transport

これらに関連する質問はある程度絞られているので、過去問を参考にして何が聞かれるのかを知ることが大切です。

試験が始まってからアイディア出しをすると時間が足りなくなる恐れが高いので、どんな問題でも答える内容を絞っておくと良いでしょう。

 

アイディアの方向性として

・自然環境への影響
・経済性
・時間効率
・幸福度

などにはどんな話題でも持って行きやすいのではないかと思います。

筆者は直前期に最近世界で出題された問題をネット上で探して、各ボディパラグラフのトピックセンテンスだけ作るという練習を50題ほど行いました。

日頃から多くの問題に触れている方には不要かもしれませんが、トピックの網羅性に不安がある人はそのようなトレーニングも有効かもしれません。

7. イントロ、コンクルージョン、トピックセンテンス、ボディの順で書く

かなりテクニック的な部分になってしまいますが、IELTSライティングでは紙で受ける試験よりもCBT(パソコンで受ける試験)の方が随分書きやすいです。

CBTで受ける際にはイントロ、コンクルージョン、トピックセンテンスを先に完成させ、その後時間をかけてボディパラグラフを書いていくと、高い確率でバランスの取れたエッセイを書くことができます。

筆者の場合はイントロ、コンクルージョン、トピックセンテンスまでを15分で書き、20分でボディの内容を固め、7分間程度の見直しをしていました。

8. チェックリストに沿ってミスをチェック

最後に重要なのがミスを減らすことです。

Grammatical range and Accuracyの7.0の基準の中に「間違いの全くない文を書けることが多い」という項目があるため、もし文法のミスがあると、ハイレベルな語彙や複雑な文構造が使えていても6.0までしかでなくなってしまいます

そんな悲しい結末を防ぐためには、文法ミスをするものだという前提でチェックをして行きましょう。

どこをチェックするかを決めておくことで、間違いを発見できる精度が向上します。

ここからは注意すべきチェック項目をご紹介します。

名詞がきたら冠詞を確認

冠詞の抜け漏れは日本人のミスで最も多いといっても過言ではありません。

冒頭から読んでいって名詞がきたら必ず冠詞があるかどうかを確認しましょう。

動詞が来たら時制と三単現を確認

次に動詞を見つけたら時制と活用形があっているかどうかを考えましょう。

特に仮定法を使ったタイミングなどでは注意が必要です。

繰り返し使われている語が来たらパラフレーズ

冷静になって見ると繰り返しの多い単語の同意語が浮かんでくることがあります。

読んでみて違和感を覚えた際には別の言い回しを考えましょう。

これらを使ったモデルアンサーも公開しています。

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IELTS対策にはPlus One Pointがオススメ

これから初めてIELTSを受験する方や、一度受験したことがあるけど惨敗してしまったという方は、専門のスクールも視野に入れるべきです。

なぜなら、日本にはIELTSに関する情報が少ないから。

独学で勉強するには、情報量が少なく、正しい情報が得られない為、成果を出すのに時間が掛かります。

たとえば、海外の大学に進学するために、IELTSが必要な方は、大学受験の日にちもあるので、あまり時間を掛けていられませんよね。

時間を節約し、より確実に点数を取るためにも、プロに教えてもらうことが良いと言えるでしょう。

ですが、IELTSに特化したスクールというのは、あまり多くありません。

中には、TOEICや英検を教える傍らで、IELTSを教えているといったスクールもあります。

そんな中で、私がおすすめするスクールは「Plus One Point」

通常、IELTSやTOEICに特化したスクールというのは、会費が月に数十万円掛かりますが、Plus one pointでは、月に約65,000円からスタート出来ます。

また、他のスクールより料金が割安なのにも関わらず、講師全員がIELTSのハイスコア持ち。

IELTSに特化したスクールなので、ノウハウもバッチリです。

TOEICや英検のノウハウは、調べれば無数に出てきますが、IELTSの場合、多くは出てきません。

なので、正しいノウハウを手に入れるためにも、専門のスクールに通うことを視野に入れておいた方が良いのかもしれませんね。

今なら無料学習相談も受けられるので、ぜひ活用してみてください。

まとめ

この記事のポイントをおさらいします。

IELTSライティングタスク2の攻略法

・問題形式に応じた回答を心がける
・ボディパラグラフが展開できているかを絶えず確認する
・複雑な文構造と文法ミス0を両立させる

ライティングは訓練次第で着実にスコアが上がります。

添削を受けて適切なフィードバックをもらい、次のエッセイに活かして行きましょう。

また、ライティング全体の勉強法や、ライティングタスク1の対策法についても紹介していますので、よろしければご覧ください。

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