英語学習

社会人のIELTS対策とは?~タイムスケジュールと勉強法をご紹介~

海外企業への就職や留学、自身のキャリアアップや英語力の向上など、社会人でIELTSに挑戦する機会が増えています。

しかし、いざIELTS対策を始めよう!と思っても、「何から始めていいかわからない…」「思うように時間がかけられない…」など、課題を抱える人も多いと思います。

そこで今回は、社会人のIELTS対策について、具体的な準備や勉強法をお伝えいたします。

これからIELTS対策を始めたいと考えている社会人の方におすすめの内容となっておりますので、ぜひ最後までご一読ください。

社会人のIELTS対策、何から始める?

まず、IELTS対策を始めるためには、いくつかの準備が必要です。

時間が限られている社会人だからこそ、学習に使える時間や機会を有効活用するための素地を作る必要があります。

【準備①】目標スコアを設定する

まずは、「目標スコアの設定」です。

当たり前じゃないか、と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、もう少しお伝えさせてください。

IELTSは、4つのセクションそれぞれの素点や評価に応じて0~9.0まで0.5刻みでバンドスコアが算出されます。

この4つのバンドスコアを合計して平均化したものを、オーバーオールスコアといいます。

海外企業の募集要項や、ビザ申請、留学といった際に求められるIELTSスコアの多くは、このオーバーオールスコアを指します。

「何の目的で」「いつまでに」「どのように」「どれくらいの」オーバーオールスコアを取得したいのか、これらを自分の中で明確に目標を定めることが大切です。

例えば、オーバーオールスコア6.5を取得したいとしましょう。

オーバーオールスコアは4つのセクションの平均値ですから、オーバーオールスコア6.5を取得するためには「どのセクションでいくつのスコアをとるか」と、より詳細な目標設定が可能になります。

さらに、セクションごとのスコア目標が決まれば、学習内容を具体的に検討することにつながります。

まずは最終目標(オーバーオールスコア)から、中間目標(セクションごとのスコア目標)、そして短期目標を決めましょう。

学習の効率化が必要な社会人にとって、この目標設定がIELTS対策の核であると言えます。

【準備②】自分の英語力を測定する

準備①で設定した目標に対して、現状の自分がどのあたりにいるのかを知ることが、準備②です。

目標を決めたからといって、漫然とスコアを目指すだけでは、英語力は伸びませんし、かえって余計な時間がかかってしまう可能性もあります。

例えば、基礎的な文法や語彙が不足している状態でIELTS6.5の対策参考書を繰り返し演習したとしても、適切な学習レベルではないため、身につく速度は格段に遅くなってしまいます。

まずは、IELTSの模試やTOEICの模試などを用いて、自身の英語力がどのレベルにあるのかを測定しましょう。

IELTSのオーバーオールスコア5.0、TOEIC600以下の場合、大学受験レベルの基礎的な英文法や語彙力が不足している可能性があります。

その場合には、大学受験向けの教材などを用いて、思い切って基本的な高校英文法や単語の復習から学習することをおすすめします。

英語学習は、現状と目標のギャップをいかに埋めていくか、ということが大切です。

思ったよりも低いレベルからのスタートだとしても、ギャップを埋めていくことで、確実に前進できます。

自身の得意・不得意を知ったうえで学習することで、効率的に進めることができますので、まずは模試を用いて英語力を測定していきましょう。

【準備③】平日・休日それぞれでIELTS対策に使える時間を算出する

社会人の英語学習の一番の課題が「時間」です。

日々の仕事をこなしながら、IELTS対策の時間をどう捻出するか、またはそれが可能なのか、この部分を事前に検討しておくことが必要です。

使える時間を把握しておくことで、思ったよりも時間がとれない時や、学習が進まない時に、そのリカバーをどこで行うか、といった計画の修正も可能です。

ある会社員のモデル学習スケジュール

以下に、ある会社員のモデル学習スケジュールを掲載します。

起床時間や仕事の開始時間、通勤方法など人によってスケジュールは異なりますが、まずはこのように、平日・休日のタイムスケジュールを可視化してみましょう。

実際にスケジュールを起こしてみると、普段なんとなく過ごしてしまっている時間や、スキマの時間を発見することができ、英語学習に活用できます。

当サイトの以下の記事では、IELTSでスコアアップした学習ルーティーンを掲載しています。

ぜひ、こちらも併せてご一読ください。

【勉強スケジュール!】IELTSのスコアを6.5から7.0に伸ばした2ヶ月間のルーティーン 本記事はIELTS学習の勉強量の目安として、筆者が実際にIELTS対策をしていた時期のスケジュールをご紹介します。 ...

【準備④】目標・使える時間から逆算して学習計画を立てる

「どうやって」目標と実力の間にあるギャップを埋めるか、このやるべきことを準備③で可視化した「使える時間」で割ることで、「いつまでに」達成できるのかを明らかにします。

このとき、

最終目標(オーバーオールスコア)

→中間目標(セクションごとのスコア目標)

→短期目標(日々の学習・課題)

に沿った学習計画の立案をすることを意識しましょう。

当サイトでは、以下の記事で学習計画や勉強法についてさらに詳細にご紹介しています。

ぜひ、こちらも併せてご一読ください。

IELTSのバンドスコア0.5アップにかかる時間&有効な勉強法を紹介!IELTSのスコアは、海外留学や移住を目標にする方、または自己研鑽とその成果を図る方にとってさまざまな意味を持ちます。 海外留学や...
IELTS6.5のレベルはどれくらい? 勉強時間や勉強法を合わせて解説『海外大学、大学院に行きたくてIELTS 6.5 が必要なんだけどどのくらい難しいんだろう?』 『IELTS は受けたことあるけど...

社会人のIELTS対策を成功させる3つのポイント

ここまで、社会人のIELTS対策の準備についてお伝えしてきました。

ここからは、社会人がIELTS対策を成功させるために重要な3つのポイントをお伝えします。

①    時間の使い方を工夫する

学生と社会人の大きな差は「時間」です。

日々の仕事をこなしながらIELTSの学習に取り組む必要のある社会人にとって、いかに時間を作り出すか、そして作り出した貴重な時間をどう活用するか、これらの時間の使い方こそが学習の成否を決めるポイントです。

以下に社会人のIELTS学習ならではの時間の活用方法を2つご紹介します。

基礎学習を平日に&演習を休日に

先述のモデル学習スケジュールからもわかるように、仕事がある平日にまとまった学習時間をとることはなかなか難しい人が多いかと思います。

そのため、細かい学習時間を利用して、平日は単語学習や文法の演習といった基礎かつ反復が必要な学習に注力することをおすすめします。

まとまった時間を確保できる休日は、読解問題や模試など、演習にある程度時間がかかる内容を扱うことをおすすめします。

日々のルーティーンに英語学習を組み込む

後述しますが、社会人の学習はともすると忙しさから習慣化が難しい場合があります。

確かに、日々の労働の疲れもある中、学習を習慣化させるのはなかなかに困難です。

そこで、もともと存在している日々のルーティーンに英語学習を「組み込む」ことをおすすめします。

例えば、日々の「通勤」に「英語学習」を組み込むことで、英語学習は一気にルーティーンとして定着します。

通勤に限らず、「昼休みの半分」や「入浴中」、「寝る前の15分」など、日々の生活で必ず行う動作に英語学習を組み込ませることで、英語学習を習慣化することをおすすめします。

スキマ時間こそ社会人の武器

よく、「時間がなくて英語学習ができない…」という言葉を耳にします。

もちろん時間は限られていますが、筆者の経験上どんなに仕事が忙しい場合でも、スキマ時間を合計すれば1日最低15分は自由に使える時間を捻出できます。

このスキマ時間を単なるスキマ時間で終わらせてしまうか、英語学習で差をつけるポイントと考えるかは、学習する人のモチベーションととらえ方次第といえます。

まとまった時間を持てない社会人だからこそ、スキマ時間を武器に英語学習を続けていくことが大切です。

②    長期的&継続的な学習をする

語学学習において、「継続」は絶対条件です。

どんなに少ない時間であっても、毎日英語に触れること・目標に向けて学習計画を進行することが大切です。

継続なくして英語力の向上はなし、と肝に銘じて、日々の学習に取り組みましょう。

計画は見直しも大切

英語学習を途中で断念してしまったご経験のある方にその理由をうかがうと、「計画を遂行できなかったことで挫折感を感じてしまった」という方が少なくありません。

計画はたしかに目標達成には不可欠ですが、思ったよりも進行しない場合や、想定と違う場合ももちろんあるかと思います。

その時に、計画を大胆に「見直す」というのは遂行のための大切な要素の一つです。

「計画を守れなかった」「計画を破ってしまった」という自己嫌悪から継続した学習を辞めてしまうことは、継続が重要な英語学習において一番もったいない行動です。

社会人であればこそ、予定外の仕事や疲労はつきものです。

計画に踊らされずに、継続を第一優先に考えて学習を進めましょう。

専門スクールの活用もおすすめ

そうはいっても、やはり忙しさの中に英語学習をついつい後回しにしてしまう…という方も多いかと思います。

また、スピーキングやライティングといった客観評価の学習について、独学では限界がある…など、社会人のIELTS学習にまつわるお悩みはさまざまです。

継続的・効率的に学習をしたい、という方は、専門スクールを活用した学習もおすすめです。

専門スクールはIELTSにまつわるノウハウを熟知していますので、一人ひとりの目標に合った学習方法や学習計画の指導を通して、限られた時間で効率的にスコアアップを狙うことが可能です。

対面指導やオンライン学習など、スクールによってそれぞれ通学方法に特徴がありますので、自分に合った専門スクールを検討してみるのも良いでしょう。

当サイトでは、以下の記事でIELTS対策におすすめのオンライン学習についても解説しています。

専門スクールを検討しているが、通学の時間はなかなかとれない…という方にとって、特におすすめの内容となっておりますので、ぜひこちらもご一読ください。

IELTS対策はオンライン学習で完結!Plus One Pointがおすすめである理由海外留学のためにIELTSを勉強されている方は年々増えています。 IELTSではTOEIC対策法のような分かりやすいテクニックが少...

③    モチベーションを保つ

総じて、社会人のIELTS学習はモチベーションを保つことに課題を感じる方が多いと言えます。

忙しい日々の中でさらに自己研鑽をする、という部分で、ある日ふっと負担に感じてしまった…という方も多いのではないでしょうか。

モチベーションを保つ方法は人によってさまざまですが、以下で1つの案をご紹介いたします。

モチベーション維持のために軽めのノルマを設けて,達成感をUPさせる

語学学習は目に見えた成果物が出にくいため、「本当に伸びているのかな」と不安になってしまうこともモチベーション低下の要因の1つといえます。

そのため、短期・中期ノルマを設定し、その達成を成果としてとらえることでモチベーションを保つことをおすすめします。

このモチベーション維持のためのノルマは長期目標に対して些細なもので構いません。

例えば、「1週間で単語帳を1章終わらせる」や「今月中に読解を●問解く」など、数字が具体的で、かつ達成できそうな、成否がきちんとわかる内容がおすすめです。

また、英語学習専用のTo doリストをつくっておき、達成次第チェックをつける、なども学習の進行を目に見えて感じられるのでおすすめです。

まとめ

社会人のIELTS学習は、準備と継続がポイントである、ということをお伝えしました。

忙殺されてしまう日々の中で、ご自身のモチベーションをどう維持するか、そして目標にむけてどう進歩させていくか、その素地作りこそが成否を分けるカギであると言えます。

当サイトでは、他にもIELTSの勉強法についての記事を多く掲載しています。以下に、当サイト内でご紹介しているIELTSの勉強法をまとめたページを記載しますので、ぜひこちらもご一読ください。

IELTS勉強法まとめこの記事ではサイト内にバラバラになっている、IELTS対策用の記事を用途に応じて分け、読者の方が必要な記事にすぐにたどり着けることを目的...