SNSを使った英語学習をする方法はないだろうか?
これらの疑問に答えます。
現代では多くの人がSNSを利用しており、手に入れる情報の大部分がSNSから来ると言っても過言ではありません。
そこで本記事では人気の高いSNSの1つであるTwitter (ツイッター)に焦点を当て、どのようにして英語学習にTwitterを取り入れるかを解説します。
ちなみに筆者もTwitterは使っており、ちょくちょく英語学習に関する情報を発信しています。
その甲斐あってか2020年4月現在では1100名以上の方にフォローしていただいています。
Contents
Twitterを使って英語の勉強はできる?
Twitterを英語学習に取り入れるのは「あり」だと思います。
詳細は後述しますが、他の学習者の頑張りが見られたり、留学に関する有益な情報が得られることが多いからです。
そのためには何より「勉強になるアカウントをフォローすること」が大切です。
記事の後半で、いつも良質な情報を発信してくれる方をご紹介します。
Twitterを英語学習に使うメリット
ここからはTwitterがなぜ英語学習の補助教材になりうるのかという理由について解説していきます。
英語の知識が身につく
一番は英語のちょっとした知識が身につくことでしょう。
英語学習アカウントでは、ツイッターの特性を生かして140文字以内で英語表現のポイントを教えてくれます。
☑️productive「生産的な」
📌productive
「生産的な」やりたい事・やらなきゃいけない事をたくさんできた日は、この単語を使って表すことができます😉
📌I had a productive day today.
「今日は生産的な(実りのあった)一日だった」ちなみに対義語は
📌unproductive
「非生産的な」#jujuco英語— jujuco(juri)🇳🇿NZ公認会計士&英語学習者応援者&時々釣りガール (@haruo_nz) April 18, 2020
I underestimated him
彼を低く見積もっていたunderestimate
過小評価する、低く見積もるunderestimate one’s ability
能力を過小評価するunderestimate oneself
自己を卑下するoverestimate
~を過大評価するoverestimate the consequences of
~の結果を過大評価する— りょう@毎日英語学習(300日以上連続) (@Ryo_j115) April 19, 2020
箇条書きになっているものが多く、コンパクトなので、移動中にもさっとみて勉強できることが強みです。
多くの方がアウトプットの場としてツイッターを使っているので、受け手に止まらず、学んだことを発信していくのもツイッターの効果的な活用法でしょう。
英語学習のモチベーションになる
他の英語学習者が毎日どのくらい勉強しているのか分かることもツイッターの利点です。
勉強している人は圧倒的にやっているので、「負けていられない」とやる気が鼓舞されます。
「#今日の積み上げ」
などのハッシュタグをつけて、その日の予定を宣言している人も多いです。
忙しくて英語学習が後回しになってしまう人こそ、他の人の目を活用して、英語学習を習慣化するのも良いと思います。
奨学金情報などをキャッチできる
ツイッターでは留学に役立つ、有益情報が流れてきます。
海外のプログラムの募集ページや、奨学金の応募要項などをしばしば目にするので、これから留学をしたいと思っている人にとっては大変役立つと思います。
また、そういった情報をRTしている人はその財団のOB・OGだったりもするので、実際に応募する際には申請書へのアドバイスをもらえることもあるかもしれません。
日頃のコミュニケーションも怠ることはできませんね。
留学が当たり前に感じる
ツイッターで英語学習の情報を発信している方の中には、現在留学中の人も沢山います。
彼らの発言を見ているうちに
「留学してみたいかも」
「自分でも留学できるんじゃない?」
という気持ちになってきます。
似たような例ですが、実際に筆者も友人が海外大学院へ進学を決めたことに触発されて、自分でもやってみたいと思うようになりました。
最初は大きすぎる目標のように感じることでも、それを経験した人が周りにいて、その人の言葉を聞いているうちに自分でもできてしまうということはよくあります。
ぜひツイッターでポジティブな影響を受けるようにしましょう。
Twitterを英語学習に使うデメリット
ツイッターを使うことにはデメリットもあるので、あらかじめ知ってリスクを避けるようにしましょう。
英語に関係ないこともツイートされるので気が散る
ツイッターであるアカウントをフォローしていると、そのアカウントのツイートが自身のタイムラインに流れてきます。
ツイートの中には英語学習とは無関係なものも含まれるので、それが政治的なものや強いオピニオンであった場合、ネガティブな印象を受けることがあるかもしれません。
それらの情報に気分を煩わされやすいのもツイッターの特徴なので、フォローすべきアカウントをよく吟味しましょう。
ツイッターそのものにハマってしまう
ツイッターでは自分のツイートに「いいね」や「リツイート」がなされることがあります。
いいねやリツイートをもらうと承認欲求が満たされ、気持ちの良さを感じる方も少なくありません。
そうなってしまうと、ツイッターをやる目的が変わってしまい、いかに「いいね」を沢山もらうかばかりを考えてしまいます。
もしツイッターで英語学習をするのであれば、その目的にあった付き合い方を心がけましょう。
英語の地の力を伸ばすものではない
ツイッターでは表現や単語などを多く仕入れられますが、それは英語力を劇的に向上させてくれる情報ではありません。
英語力を伸ばすには地道な精読や、リスニングを繰り返し行うこと、話す練習を実際にしてみることがツイッターで表現を覚えることの何倍も効果的です。
当たり前ですが楽して英語力が伸びる方法はないのです。
そのため、あくまでもツイッターは補助教材と認識し、日々の学習の+αとして活用するようにしましょう。
情報商材を買ってしまう
ツイッターを介して高額な情報詳細を販売する方もいます。
もちろん買う価値のあるものもありますし、ノウハウを販売することを否定する気はありません。
参考書などを買って満足してしまうのと同じで、ノウハウを読んで満足するだけでは効果が得られません。
アクションを起こし、それを継続することで初めて買った意味があると思います。
個人的には1000円以下くらいのnoteなどは買ってもいいとは思いますが、それより高額なものや月額制のサロンなどは不要と考えています。
フォローしておきたいオススメアカウント10選
ここからは英語学習の支えになるオススメのアカウントを紹介します。
比較的アクティブにツイッターをやっていらっしゃる方かつ、筆者が個人的に普段拝見している人を10名選びました。
「なんでこの人が入ってないんだよ」という意見もあるかと思いますが、個人的な好みで選んでいるのご理解ください。
にゃんこ先生
まずはにゃんこ先生(@nyankoandneko)です。
There is no Magicというサイトを運営されており、TOEFL・IELTSなど英語の試験全般の対策方法を発信しています。
記事がコンスタントに更新されているので、いつサイトを訪れても学びがあります。
ツイッターでは英語のワンポイントレッスンのような情報を発信されています。
フルナギさん
次はフルナギさん(@furunagi0511)です
中学生にして目標達成のノウハウを言語化できています。
記事の作りも非常に上手いものが多く、すごいなぁと感心しています。
英語学習に限定はしませんが、楽しく・効率的に勉強する方法をいつも発信してくれているので、ぜひ参考にしてみてください。
けいさん
お次はオーストラリア在住のけいさん(@kay_555_)です。
BBCなどの記事にコメントされているのをよく目にします。
キュレートされたニュースは「読んでみよう」と思えますし、社会の情勢を考えるきっかけにもなるので非常にありがたいですね。
りょうさん
りょうさん(@ryo_rio6)は心理学と留学に関する情報を発信されており、イギリスのBristol大学への留学を予定されているそうです。
Go abroadというサイトにはより詳細な情報も載っています。
質の良い睡眠を取る方法や努力を継続する方法など、普段の生活を心理学のテクニックで豊かにする方法が盛りだくさんなので、ぜひ参考にしてみてください。
だいきさん
だいきさん(@physi_312)はコロンビア大学で神経科学の研究を行う大学院生で、最近帰国されたようです。
だいきさんのツイートを見ていると、アメリカ留学のリアルな生活を垣間見ることができます。
また、英文法に関する情報もよくツイートされているので、英語表現を充実させたい方はぜひご覧ください。
Hibikiさん
Hibikiさん(@PlusOnePoint)はPlus One PointというIELTS対策のオンライン校を運営されている方です。
元々は麻酔科医としてご活躍され、どういう経緯かオーストラリアへ移住し、IELTSを教え始めたそうです。
ツイートの内容もさすがプロ講師というだけあって、覚えておきたい表現ばかりです。
正直、Hibikiさんの過去ツイートの内容を全部覚えたら、それだけでかなりの勉強になりそうだなと思っています。
ナオキさん
ナオキさん(@naokieigo)はIELTSや大学院進学に関する情報を発信してくれています。
現在は大学院受験中(?)のため、学校選びなどに取り組んでいらっしゃる等身大の姿にモチベーションをもらうことができます。
Takam@ruさん
Takam@ruさん(@takamarutokyo)は2020年からイギリスへ留学を予定されています。
教育に携わられているとのことで、運営されているサイト「Teacher Training Academy」では英語学習や大学院出願に加えて、リーダーシップ論や生徒の関心の高め方を発信されています。
コラムとして読み応えがあるのでぜひご覧ください。
JINさん
JINさん(@ScratchhEnglish)はイギリスの大学を出て、現在は英語ブログ「SCRATCHH CO」の毎日更新をされています。
エッセイで使えるフレーズや明日から使える英語表現などをツイートされているので、非常に実用的な情報が詰まっています。
また、いくつかサイトを運営されているようで、他のサイトではイギリス生活のことやIELTS・英検の対策などが手厚くカバーされていました。
たらおさん
たらおさん(@tarao1214)は元コンサルタントで現在はイギリスの大学院に留学されている方です。
英語を勉強するモチベーションに繋がるような情報をツイートしたり、お役立ちフレーズ集なんかを発信されています。
質問箱を使ってフォロワーさんともコミュニケーションをとっていらっしゃるので、何か質問があれば答えてもらえるかもしれません。
まとめ
ツイッターは上手く使えば英語学習の効率を大幅に上げてくれるツールです。
モチベーション維持、英語表現に出会える、留学に関する有益な情報を集められるなど、そのメリットは様々です。
ツイッターを活用するためには、まずフォローする人を見極め、ツイッター中毒にならないように適度な距離感で取り組むようにするのが大切です。
本記事では参考までにオススメのアカウントをご紹介しましたので、見ていただいて気に入った方がいればフォローしてみてください。