英語学習

TOEFLよりもIELTSを勉強すべき10の理由【個人的意見を含む】

留学を検討する際に「TOEFL100点またはIELTS7.0点が必要」というように、どちらかの受験を選べる場合があると思います。

そのようなケースではどちらの試験を選ぶのが良いのでしょうか?

要求スコアがほぼ同等のものであるという前提では、個人的にはIELTSを選ぶべきであると考えています。

筆者は学部3年生の時に交換留学に行くためにTOEFL80点を、修士2年生の時に大学院正規留学のためにIELTS7.0を取得する必要があり、どちらの試験も経験しました。

その経験を踏まえて、なぜIELTSを選ぶべきであるかを10の理由に基づいて説明します。

世界的にIELTSを評価する傾向にある

日本ではIELTSはそこまで知名度の高くない試験ですが、世界では10000以上の機関で認定されています。

まずはIELTSとTOEFLの受験者数を比較してみましょう。

IELTSは世界で年間300万人以上の受験者がいる一方、TOEFL iBTは100万人と言われています。

受験者数が大幅に違うことに加え、ヨーロッパ圏の大学はTOEFLを廃止する傾向にあると聞きました。

そのきっかけとなったのが替え玉受験です。

TOEFLではスピーキングがコンピュータに向かって話す録音式であるため、替え玉があとを立たない国があったそうです(もちろんTOEFLも、日本ではセキュリティチェックはしっかりやっています)。

また、別の方から聞いた話では、TOEFLはアメリカの団体が、IELTSはイギリス・オーストラリアを中心とした団体が運営しているため、ある種の利権争いがあり、ヨーロッパではTOEFLを排除しようという動きがあるそうです。

アメリカの大学ではIELTSかTOEFLかを選べる場合が多いので、出願先が未定の場合にこそIELTSの対策をしておくと保険がかけられると思います。

IELTSは市販の参考書が豊富

受験者数が3倍程度違うということは、市場の規模もそれだけ違うということです。

両方の試験を受けた感触だと、IELTSの方が参考書やネットの情報が多く手に入ると感じました。

特に、慣れるまでは日本語の参考書で勉強をした方が早いので、日本語で書かれた良質な参考書があるかないかは、学習のしやすさに大きな影響を与えます。

IELTSでは参考書が手に入りやすかった反面、当時はTOEFLの参考書といえば英語で書かれた分厚い公式問題集しかなかったので、「なぜその解答になるのか」がいまいち分からない問題もありました。

IELTSはネットで手に入るモデルアンサーが豊富

IELTSの難しさは本格的なライティングです。

社会問題や哲学的な問題に対して、自分の意見を建設的に論じる必要があります。

そもそもそういった論述を見慣れていないと、どんな文章を書いて良いのか見当もつきません。

そこで行うのが「モデルアンサーの分析」です。

例えばあなたの目標点が6.0であればは、6.0を取ったエッセイを探し、どんな感じで書かれているのかを分析することで、目標と現状の差を埋めるトレーニングになります。

IELTSではモデルアンサーを掲載したサイトが多数あるので勉強がしやすい一方、TOEFLは似たような問題が出にくいかつ、モデルアンサーが手に入りにくいので対策が難しいと感じました。

TOEFLリーディングは選択肢が長い

本文の難易度はTOEFLとIELTSでそれほど差がないですが、選択肢の難易度はTOEFLの方が難しいと言われています。

なぜならば、TOEFLでは全ての問題が選択式だからです。

選ぶだけでOKという状態なので選択肢の難易度で正答率を調整しています。

これでは本文が正確に読めていても失点する問題が出てしまうので、個人的にはあまり良い方法とは思えません。

全て選択式にしているのは採点コストを下げるためという運営側の事情でしょう。

一方でIELTSではTrue/Falseを選んだり、単語を抜き出す問題などがあり、採点にはコストがかかります。

それでもIELTSのように、本文が読めていればそれに比例してスコアがでる試験の方がフェアな感じがしますし、ちゃんとスコアが伸びていくので、私はIELTSの方がメリットが大きいと思います。

IELTSリスニングは解きやすい

IELTSリスニングは4技能の中でも比較的対策がしやすいパートと言われています。

単純に平均スコアだけを比較すると、アジア諸国では

・リーディングが6.1点

・リスニングが5.9点

とリーディングよりは低いですが、おそらくほとんどの方がリーディングの対策を厚めにやってこのスコアになっています。

実際に筆者の周りのIELTS経験者はリスニングの5倍はリーディングの対策をしていました。

ではなぜリスニングは傾向が掴みやすいのでしょうか?

それは問題のパターンが明確だからです。

各パートごとに注意すべき表現が決まっているので、それらを抑えるだけでも「あ、この問題はこうひっかけているな」というポイントに気づけるようになります。

TOEFLと比較しても講義形式の問題が短く、内容も掴みやすいので、基本的な内容を正確に聞き取る練習としてはIELTSの方が適していると思います。

IELTSスピーキングは対人なので話しやすい

IELTSのメリットとして、スピーキングが対人の面接である点が挙げられます。

試験官の表情を見ながら受け答えすることができるので、「どの程度伝わっているかな」という感触をつかむことができます。

一方で、TOEFLはマイクに向かって話すので、早口になりやすかったり、ボソボソと話してしまいやすいです。

TOEFLは試験開始のタイミングが受験者によってまちまちなので、自分がリスニングを解いている時に隣でスピーキングが始まるのも地味に辛いです。

IELTS対策ではスピーキングの練習をするときに、実際に人に聞いてもらうこともあるかと思うので、そういった練習を通してフィードバックを受けて、本番に生かしやすいというのもメリットの1つであるように思います。

IELTSライティングは真の英語力が身につく

TOEFLではコンピューターによる採点と人による採点が、IELTSでは2名の人による採点がなされています。

この違いによって何が起きるかというと、TOEFLの方がよりテンプレ頼みの対策になってもスコアが出るという現象です。

正直、TOEFLはテンプレの加工である程度のスコアが取れてしまうので、ライティングに苦手意識を感じませんでした。

しかし、IELTSでは問いに対する論述ができていなければハイスコアが出ることはないですし、暗記してきた文と見なされると大幅な減点がなされます。

そのため、付け焼き刃的な対策ではなく、どんなお題が出ても説得力のある文章を書く能力が養われます。

あくまで個人的な経験ですが、IELTSではライティングに最も時間をかけました。

簡単ではなかったですが、英語力の底上げには有効な勉強でした。

IELTSの方が受験できる頻度が高い

日本の場合TOEFLの受験の機会は月に3から6回しかなく、全国の会場へ行って受験しなければなりません。

一方、IELTSはより受験できる頻度が高いのがメリットです。

コンピューターベースの場合、週に3, 4日の受験日程があり、翌週の試験であっても空きがあれば受けられるのでより柔軟に計画することができます。

また、大抵は東京に行けば解決するので、初めての受験地で道に迷う心配もありません。

IELTSの方が試験会場の雰囲気が良い

TOEFLはコンピューター試験のため、1つの会場に収容できる人数は6人から30人程度です。

そのため会場が閉塞的で、ただでさえ緊張する状況なのにより張り詰めた空気になるような印象でした。

一方、IELTSは紙ベースのものとコンピューターベースのものを選択することができ、紙であれば1会場200人くらいで受けることも多いので、貸し会議場などで受験ができます。

個人的には広々とした空間で受験をする方が落ち着いて受けられて良かったです。

IELTSはビザ取得などにも使える

IELTSはイギリスやオーストラリアでのビザ取得の要件になっているので、移住を考える方も受験を検討していると思います。

ただ、それほど要件は高くなく、イギリスの場合ではTier4ビザ (学生ビザ)で最低4.0点あれば通ることになっています。

永住権などではより高いレベルの英語力が求められますが、学生時代からIELTSに慣れておけば、いざという時にも役にたちます。

移住先にもよりますが、IELTSのみを受け付ける国もあるので注意が必要です。

反論: IELTSのデメリット

ここまでIELTSを推す理由を述べてきましたが、IELTSが完璧なテストだとは思っていません。

IELTSが抱える問題についても言及しておきます。

スコアの区分がざっくりしすぎ

IELTSでは0点から9点まで0.5点刻みでスコアがつきます。

多くの人は5.0から7.0あたりを目指して何百時間も勉強しますが、そのゾーンには5.0, 5.5, 6.0, 6.5, 7.0の5段階しかありません。

これでは日々の成長が実感しづらいばかりか、たまたまテスト当日のコンディションによってスコアが下がってしまうということもあるので、モチベーションの管理が大変です。

試験会場が少ない

TOEFLにも共通して言えることですが、これらの対策は地方在住者の財布をぶっ壊します。

学部時代にTOEFLを6回受けたのですが、その頃沖縄に住んでいたので、うち5回はTOEFL受験のために本州へ行きました。

大学院時代は仙台に住んでいてIELTSを12回受験したのですが、そのうち10回は東京で受験しました。

朝早い時間からスタートなのでホテル泊も必要です。

受験料に加え、交通費、宿泊費がかかるので貯金を準備しておかなければ悲惨なことになっていました。

総額は推して知るべし…

受験料も1回5000円くらいになるといいんですけどね…

ライティング・スピーキングセクションの内訳が不明

IELTSのライティング・スピーキングセクションのスコアはそれぞれ4つの評価指標に基づいて決定されます。内訳は過去記事にまとめてあります。

これからはじめる! IELTSの問題形式や受験に関する基礎知識 この記事ではこれからIELTSを受験する人に向けて、IELTSの基本的な特徴をご紹介します。 IELTSには2つの種類が...

試験結果として返ってくるのは内訳から算出した全体のスコアだけなので、自分が何を改善すべきかという情報がありません。

そのため、模試などを受けて、自分の内訳の傾向を把握する必要があります。

内訳がないというのも地味に不親切だなと感じるポイントです。

IELTS対策にはPlus One Pointがオススメ

これから初めてIELTSを受験する方や、一度受験したことがあるけど惨敗してしまったという方は、専門のスクールも視野に入れるべきです。

なぜなら、日本にはIELTSに関する情報が少ないから。

独学で勉強するには、情報量が少なく、正しい情報が得られない為、成果を出すのに時間が掛かります。

たとえば、海外の大学に進学するために、IELTSが必要な方は、大学受験の日にちもあるので、あまり時間を掛けていられませんよね。

時間を節約し、より確実に点数を取るためにも、プロに教えてもらうことが良いと言えるでしょう。

ですが、IELTSに特化したスクールというのは、あまり多くありません。

中には、TOEICや英検を教える傍らで、IELTSを教えているといったスクールもあります。

そんな中で、私がおすすめするスクールは「Plus One Point」

通常、IELTSやTOEICに特化したスクールというのは、会費が月に数十万円掛かりますが、Plus one pointでは、月に約65,000円からスタート出来ます。

また、他のスクールより料金が割安なのにも関わらず、講師全員がIELTSのハイスコア持ち。

IELTSに特化したスクールなので、ノウハウもバッチリです。

TOEICや英検のノウハウは、調べれば無数に出てきますが、IELTSの場合、多くは出てきません。

なので、正しいノウハウを手に入れるためにも、専門のスクールに通うことを視野に入れておいた方が良いのかもしれませんね。

今なら無料学習相談も受けられるので、ぜひ活用してみてください。

 

まとめ

筆者はTOEFLよりもIELTSの方がとっつきやすい試験であると考えます。

その根拠はIELTSの方が問題の内容自体が基本的なものが多いので、どのような学習レベルの人が受けても適切なスコアがでるからです。

それに対してTOEFLは問題自体が難しいので、ある程度英語力のある人がさらにTOEFLに特化した対策をしてスコアを伸ばすというのが実情です。

小手先のテクニックにとらわれない英語力をつけるためにIELTSのスコアを1つの目標にしてみましょう。