お金のはなし

貯金は収入によって決まらない、大事なのは収支を合わせること

この記事は現在20代中盤の石田とこーぶんが、「こんなこと大学時代に知っておきたかったよ、ちくしょー」というライフプランニングにまつわるネタを、過去の自分に伝えるつもりでまとめたシリーズの第二弾になります。

前回の記事では「25歳までに貯金100万円を作ろう」という話をしました。次に、具体的な方法として、お金にまつわる4つの力を例に取り、何に気をつければ蓄財できるのかを解説していきます。

お金にまつわる4つの力

「お金を貯める」と聞くと、とにかく稼ぐことばかり考えてしまう人もいるかもしれません。

しかし、実際は

  • 稼ぐ力 (収入)
  • 守る力 (納税・倹約)
  • 使う力 (支出)
  • 増やす力 (投資)

の4つのバランスを意識することが重要です。

中でも、貯金を始めたばかりの方や、収入が大きくない大学生では、「毎月の家計を黒字化し、余剰資金を生み出すこと」が何よりも重要なため、守る力・使う力を意識することで貯金を続けることができるようになります。

まずは支出を把握しよう

お金を貯められない人に共通する特徴は「毎月の支出を正しく計算できていない」という点です。

実際に私も感覚だけでお金を使っている時期がありましたが、その時はことごとく自分の意識よりも出費が多く、月末になるとお金が足りなくなるという有様でした。

そのため、まずオススメしたいのが、「何にいくら使ったかを記録すること」です。

ノートにメモしていってもいいですし、家計簿アプリで管理しても構いません。

ちなみに私は「Money forward」というアプリを使っています。

記録を1, 2ヶ月続けると、意外に出費の多い項目を見つけられたりします。

支出が把握できるようになった後は、月初に「何にいくら使うか」という予定を立てます。

基本的にはその通りに使っていけば、毎月の目標として定めた貯金ができるようになるはずです。

とてもシンプルですよね。

だからこそ、支出を把握するという当たり前のことを徹底することが大事になります。

毎月20万円あってもカードの支払いが滞っていた話

月末になってお金が足りなくなったとあっさり書いていますが、実際はもっと深刻な状況でした。

私は23歳の時、毎月手取りで20万円以上の収入がありました。

しかし、全くお金の計算をせず、服を買い、美容院やジムにいき、飲み会をはしごしていた結果、クレジットカードの請求額をみて愕然とし、有り金を集めてなんとか支払いができるという状況が何ヶ月も続きました。

しかし、引っ越しを契機にその綱渡りの生活からも転落し、カードの支払いが3~4ヶ月滞りました。

クレジットカード会社からは、支払いが遅れて1,2ヶ月の頃はたまに電話がかかってきていましたが、それにも出ずに放置していた結果、3ヶ月目あたりから違う電話番号から電話がかかってくるようになりました。

さすがに心配になって出たところ、コールセンターの優しい女性の声ではなく、関西弁でまくし立てる男性からの電話でした。

話を聞いてみると、その男性はクレジットカード会社の中でも不良債権化しそうな案件を扱う部署で、後数日で私の案件が債権譲渡の対象になるのですぐに払ってくださいということでした。

債権譲渡とは、カード会社が使用者からお金を回収できないので、回収するための権利を別の会社(怖い人たちがいる会社)に割安で譲るというものです。

そんな人たちに家に押しかけられても困ると思い、なんとかしてまたお金を作って支払いができましたが、当時は滞納の記録が信用情報として残ることも知らずに、軽い気持ちでお金を使ってしまっていたことをとても反省しています。

この話で伝えたかったことは、収入がいくらあっても支出を管理できないと足りなくなるということと、信用情報は少なくとも3年は消えないので、カードの滞納なんかしちゃダメよということです。

幸いにも私は傷の浅い段階で普通の生活に戻れて、その後2年間は滞納もせずに生活できていますが、無知ゆえに滞納を繰り返す人もいるのでよく気をつけておきましょう。

計画性とは未来をリアルに予想する力

私のようなその日暮らし生活ができてしまう人は、良くも悪くも楽観的なのだと思います。

しかし、楽観的な人柄を保ったまま、未来をはっきり見通すことも必要です。

なぜならば、未来を見通す力こそが計画性であり、それは理想の実現のために不可欠なものだからです。

多くの場合、理想の実現には忍耐が伴います。

例えばテレビを我慢して勉強するとか、食べたい衝動を抑えて運動するとかが、未来を見通した上での忍耐です。

こう聞くと「我慢して何かをやるなんて当たり前で、そんな予測は誰にでもできる」と思う人もいるかもしれません。

しかし、日々の生活の中で収支を合わせることや、それ以外の遠い将来の目標を叶えるということは、目の前の行動との因果関係が見えにくく、自己管理能力の高い方でない限り、必要な行動を取り続けることは難しいです。

なので私は「計画性こそが目標を叶えるのに必要な能力である」と肝に銘じ、「めんどいなー適当にやりたいなー」と思う心を押し殺して、入念な準備をするようになりました。

そうすることで大体の計画は上手くいきますし、周りの成功者も皆一様に計画的なので、このモットーはあながち間違っていないのではないかと思います。

皆さんも段取りには気を遣って生活してみてください。

年度途中でやめたアルバイトがあれば確定申告をしよう

大学生の頃は「源泉徴収?なんじゃそりゃ」というくらいにしか思っておらず、確定申告の重要性を全く分かっていませんでした。

知らない方のために改めてお伝えすると、私たちは給料から税金分よりちょっと多い金額を「源泉徴収」として引かれています。

これは納税を確実に、かつ簡便にするために国が決めたルールで、雇用主が源泉徴収をすることになっています。

問題は、その年の納税額は年度が終わってみないと分からないということです。

そのため、税金の徴収不足をなくすため「ちょっと多めに」取っています。

通常は雇用主が年度末調整を行ってくれるので、取りすぎた税金が2,3月ごろに還付されますが、12月以前にアルバイトをやめた場合、雇用主が年度末調整を行ってくれない場合があるため、自身で確定申告を行い、「いくらを還付してください」と税務署に伝える必要があります。

確定申告はかなり簡便化されていて、出てくる質問に答えるだけでフォーマットが埋められるようになっていますし、最近では電子申請も可能なので、手元に源泉徴収票さえあれば1時間でできてしまう作業です。

私が学生の頃は「確定申告をしよう」などと誰も行ってくれませんでしたが、確定申告は義務であり権利なので、給与があった方は必ず行うようにしましょう。

 

いかがでしたか。

皆さんもまずは正確に支出を把握し、少ない収入からでも貯金に回せるお金を生み出すよう計画してみてください。