留学・イギリス生活

海外大学院進学に必要なIELTSのスコアは?【費用や勉強時間を解説】

最近では海外大学院向けの奨学金制度の充実がみられ、学位を取得するための正規留学が増えてきました。

しかし、学校選びや願書の作成に関する情報はまだまだ不足しています。

中でも非英語圏からの出願ではIELTSやTOEFLのスコアの提出が必須になっている大学がほとんどであり、高い語学基準のために多くの日本人が大学院留学を断念してしまいます。

「海外大学院進学に必要なIELTSのスコアをどのくらい?」

「IELTSで目標のスコアを取得するためにいくらのお金が必要なの?」

そのような疑問をお持ちの方に向けて、本記事では海外大学院留学に必要なIELTSのスコアや、それを取得するまでに必要な期間や費用について解説していきます。

海外の大学が入学基準に定めるIELTSのスコア

まず、海外の大学院で求められる英語の試験にはTOEFLとIELTSがあります。

どちらの試験も「Reading」「Listening」「Writing」「Speaking」の4技能が評価されます。

主に北米の大学ではTOEFLを、ヨーロッパの大学ではIELTSを求める傾向にあります。

参考までに世界大学ランキングでトップ50に入るヨーロッパの大学におけるIELTSの要求スコアは次のようになっていました。

オックスフォード大学: 7.0-7.5

ケンブリッジ大学: 7.0-7.5

インペリアル・カレッジ・ロンドン: 6.0-6.5

スイス連邦工科大学チューリッヒ校: 7.0

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン: 6.5

ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス: 7.0

ディンバラ大学: 7.0

ルートビィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン: 5.5-7.0

スイス連邦工科大学ローザンヌ校: 5.5-6.5

キングス・カレッジ・ロンドン: 6.0-6.5

学科やプログラムによって点数の差はありますが、おおむね6.0-7.0を入学資格とするところが多いようです。

また、科目ごとの最低点数を設けている大学も少なくありません。

筆者が受験したケンブリッジ大学 生化学科ではライティング, スピーキングで7.0以上かつOverall7.0が求められました。日本人の感覚からするとリーディングやリスニングの方が高いスコアが取りやすいので、ライティング, スピーキングが7.0というのは非常に難しい課題でした。

IELTSで目標スコアを取得するまでにかかる費用

IELTSは1回の受験料が約2.5万円と非常に高額です。

1度で目標スコアを取れる人は稀で、多くの受験者は5回, 10回と受験します。

筆者は12回目で目標点を取得できましたが、多い人では20回近く受験する方もいるようです。

受験料に加えて教材代、受験の際の交通宿泊費、スクールの授業料などの費用も必要になります。

1年間でかかった費用を実例公開

ここでは参考までに私が2年間IELTSと格闘し、5.5点から7.0までスコアを伸ばした過程でかかった費用を公開します。

・受験費用: 2.5万円x12回=30万円

・受験時の交通費, 滞在費: 2万円x12回=24万円

・通学式スクールの授業料, 教材費: 40万円

・短期のフィリピン留学: 40万円

・市販の参考書: 2万円

・オンライン英会話: 9万円

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・合計 145万円

こうしてみるとIELTSにかなりのお金をかけたことが分かります。

振り返ればあまり必要のなかった箇所もあるので、必ずしもこのくらいの額がかかる訳ではありませんが、語学の伸びに時間がかかる以上、持久力勝負な側面もあるので貯金はある程度準備しておいたほうが良いでしょう。

費用をかけるべき項目

取り組みにお金をかけて良かったと感じる項目は

・受験料

・オンライン英会話

の2つです。

スコア上昇の推移や受験頻度については過去の記事にまとめているのでご参照ください。

こちらの記事を見ていただくとほとんど毎月受験していたことが分かります。

【実例公開!】IELTS対策にかかる勉強時間と点数の推移 本記事では筆者のIELTS学習過程をご紹介し、勉強量の目安になるような情報を提供します。 実際のIELTSのスコアの経...

毎月受験日を設定することにより、その日に向けて学習を進めていけるので、非常によいペースメーカーになりました。まぁその分受験料がかさんでしまったのですが。

オンライン英会話は低価格でコンスタントに英語を話す機会を作ることができたので、スコア上昇に大きな役割を果たしたと言えます。

オンライン英会話はMy tutorというサービスを利用していました。オススメの理由などについても過去の記事にまとめてありますのでご参照ください。

IELTS対策用オンライン英会話にマイチューターをオススメする8つの理由「IELTS対策を効率よく進めるためにオンラインレッスンを検討しているけど、どのサービスがいいのだろう?」 そのような悩みをお持ち...

費用を抑えるべき項目

反対にここにはお金をかけ過ぎてしまったなと反省するのが、

・通学式のスクール

です。

ネイティブとのマンツーマンレッスンで非常に質が高かったのですが、1コマ8000円程度かかっていたので、週に2コマでも月間で6万円以上になっていました。

もちろん実りある講義だったのですが、週に2時間話したくらいで英語力は爆発的には伸びません。英語を話す機会を作るという目的であればオンライン英会話で問題なく代替できます。

また、通学時間なども地味にかかるので、集中講義のようなものでない場合には通学式のスクールを利用するメリットは特段ないように思います。

IELTSで目標スコアを取得するまでにかかる期間

実際の勉強時間については過去記事内に記載があるので、詳しくはそちらをご参照ください。5.5から7.0までに伸ばすのに2年間、トータルで1320時間かかっています。

【実例公開!】IELTS対策にかかる勉強時間と点数の推移 本記事では筆者のIELTS学習過程をご紹介し、勉強量の目安になるような情報を提供します。 実際のIELTSのスコアの経...

目標スコアの取得にかかる時間は現在のスコアと目標スコアとの距離や、学習効率によって個人差が大きいので一概には言えませんが、6.5や7.0のようなハイスコアを目指す場合には1年程度の期間を用意すべきでしょう。

大学院からのオファーは取れたけど、IELTSのスコアが取れずに入学時期を遅らせる(diferralする)方や、入学そのものが取り消しになってしまう方もいるので、余裕を持った計画が大切です。

もし博士進学の際にIELTSのスコアを提出するのであれば、修士1年の春には対策を始め、出願の始まる修士2年の秋までにはスコアを取っている状態にするのが良いでしょう。

学部卒業後に留学することを検討している場合には学部3年生の春にはIELTS受験を開始し、4年生の秋までにはクリアしているようなイメージになります。

長期間の努力を継続する強いモチベーションが必要

ここまで読んでいただいた方にはお分かりかと思いますが、IELTSでハイスコアを取得するのは簡単ではありませんでした。

受けても受けても上がらないスコアに失望し、時には才能のなさに苦しくもなりました。

それでもケンブリッジに行きたいという強い想いがあったので続けることができました。

根性論は好きではありませんが、最後は継続力が物をいいます。

これからIELTSに挑戦される方、いま絶賛格闘中の方は「大変で当然なんだ。それでも乗り越えられる」と信じて努力を継続してください。

疲れた時には受験校に一度足を運んでみるのも良いでしょう。そこで働く自分の姿を想像すれば、さらなるモチベーションに繋がります。

また、どの程度お力になれるかは分かりませんが、ツイッター等でコメントいただければ、お答えできる範囲でお悩み相談にも乗らせていただきます。もし何かあればコメントをしてみてください。

IELTS対策にはPlus One Pointがオススメ

これから初めてIELTSを受験する方や、一度受験したことがあるけど惨敗してしまったという方は、専門のスクールも視野に入れるべきです。

なぜなら、日本にはIELTSに関する情報が少ないから。

独学で勉強するには、情報量が少なく、正しい情報が得られない為、成果を出すのに時間が掛かります。

たとえば、海外の大学に進学するために、IELTSが必要な方は、大学受験の日にちもあるので、あまり時間を掛けていられませんよね。

時間を節約し、より確実に点数を取るためにも、プロに教えてもらうことが良いと言えるでしょう。

ですが、IELTSに特化したスクールというのは、あまり多くありません。

中には、TOEICや英検を教える傍らで、IELTSを教えているといったスクールもあります。

そんな中で、私がおすすめするスクールは「Plus One Point」

通常、IELTSやTOEICに特化したスクールというのは、会費が月に数十万円掛かりますが、Plus one pointでは、月に約65,000円からスタート出来ます。

また、他のスクールより料金が割安なのにも関わらず、講師全員がIELTSのハイスコア持ち。

IELTSに特化したスクールなので、ノウハウもバッチリです。

TOEICや英検のノウハウは、調べれば無数に出てきますが、IELTSの場合、多くは出てきません。

なので、正しいノウハウを手に入れるためにも、専門のスクールに通うことを視野に入れておいた方が良いのかもしれませんね。

今なら無料学習相談も受けられるので、ぜひ活用してみてください。

まとめ

本記事ではIELTSで目標スコアを取得するために必要な費用や期間について解説しました。

筆者の場合は

・約2年の学習期間 (少なくとも1300時間以上)

・150万円近い出費

を必要としました。

海外大学院合格に必要なハイスコアの取得には非常に長い努力が必要ですが、その過程で得られる成長や進学先での経験はあなたのかけがえのない財産になることは間違いないでしょう。