社会人になったばかりの時は、毎月給料をもらえることに喜びを感じて、ついついお金を使い過ぎてしまうことがあると思います。
私は20代前半のとき、平均よりも稼いでいるはずなのに、気づけば口座には全然お金が溜まってなくて「あれ、私なんで働いているんだろ…」と大きなショックを受けました。
そこで一念発起して貯金・節約生活を開始し、見事1年半で貯金200万円を突破しました。
この記事では、貯金をする上で大きな効果を発揮した20のアクションをご紹介します。
ぜひ皆様の消費生活の参考にしてください。
Contents
家賃を下げる
節約の最大の近道は「固定費を下げること」です。
即効性があり、その後もずっと効果が持続するので最初に手をつけてしまいましょう。
固定費の削減は、いわばお金が垂れ流れていくバケツの修理のようなものです。
固定費の中でも額が大きいのが家賃です。
絶対に超えてはいけないラインは収入の30%、できれば収入の20%程度の物件に住むようにしましょう。
既にアパートを借りている方は引越しをするとまた初期費用等が発生するので注意が必要ですが、これから引っ越すことが決まっている人は、家賃については見栄を張らず、自分で決めた予算以下の物件を契約するようにしましょう。
よくあるのが、内見に行ってみたら予算+1万円くらいでいい物件があったというパターンです。
こういう時には契約したくなってしまうのが人の常ですが、年間で12万円も節約できると思えば、多少グレードが落ちても貯金を優先すべきなので、踏みとどまってよく考えるようにしましょう。
スマホを格安SIMに変える
スマホ代も侮れないポイントです。
私はもともとソフトバンクを使用しており、端末代金の分割分も含めて毎月1万円くらいしはらっていました。
しかし、家族が格安SIMに変えたことでスマホ代が安くなったと聞き、DMMモバイル(現在は楽天モバイルと合併)に変えました。
その結果、月々の使用量が2000円になり、年間で9万円以上の節約ができました。
特に回線が遅いということもないので、まだ3大キャリアを使用している方はすぐに格安SIMに変えましょう。
お昼ご飯をお弁当に変える
お昼ご飯も節約できるポイントです。
私はいつも食堂で600円前後のランチを取っていました。
月に20日出社するとしてランチ代が12000円、年間では14万円くらいになります。
これを全て自家製弁当に変えました。
弁当といっても、米と冷凍食品、前日の夕食の残りをつめただけのもので、毎朝10分くらいで準備できました。
お弁当にしたあとは一人でさっとランチを済ませることができ、時間の節約にもなりました。
また、そこまでがっつり食べないので、お弁当に変えたことで、午後も仕事に集中することができるようになりました。
ATMを使わない
これはキャッシュレス決済の導入とも大きく関係しています。
それまではクレジットカードを使うことにも抵抗感があり、だいたい現金で払っていましたが、2019年ごろのPayPayのキャンペーンに合わせて全面キャッシュレスに移行しました。
すると、今までちまちまと積み重なっていたATM手数料がほとんどかからなくなり、毎月1000円くらいずつ節約できるようになりました。
また、キャッシュレス決済アプリ上で支出を管理できるので、使い過ぎを防ぐこともできました。
不要なサブスクを解約
あなたはいくつのサブスクを契約していますか?
サブスクも積み重なって家計を圧迫しています。
私の場合は
- Apple music
- Microsoft Office
- Adobe
- Amazon prime
- Kindle Unlimited
- Netflix
などの契約があり、合計で毎月1~2万円くらい使っていました。
サブスクを使っているときは「どれも生活に必須で、これらがなければ健康で文化的な生活を送ることはできるはずがない!」とさえ思っていましたが、思い切って解約してみると、恐ろしいほど生活に影響がありませんでした。
ちょっと暇つぶしがなくなるくらいですね。
これで年間20万円くらいの節約に成功しました。
コンビニに寄らない
コンビニは貯金節約の天敵です。
あらゆる商品が魅力的ですし、数百円くらいの物が多いので「まぁいっか」と買ってしまいたくなります。
そのような誘惑を立つために、「コンビニ入店禁止令」を自分に課していました。
金額的にどのくらいの効果があったか分かりませんが、細々とした出費を減らすことができたと思います。
不要な物はメルカリに出す
家にある不要な本などをメルカリに出しましょう。
あまり使わないものを手当たり次第出品していくと、意外にも数万円の売り上げになることがあります。
私の場合は買ったけどほとんど使っていない調理器具がいい値段で売れました。
ランサーズを始めて月5万の収入アップ
支出を抑えることに加えて、収入を増やすことも意識しましょう。
バイトなどでもいいですし、今の時代であればクラウドソーシングサイトを使って案件を受注するのが良いでしょう。
私はランサーズでライティングの仕事をして、月5万円前後の副収入を得ていました。
ライターを副業にする方法は下記の記事を参考にしてみてください。

貯金グラフを作る
貯金の様子を視覚化することは、モチベーション維持に大きく役立ちます。
私は横軸に月、縦軸に金額を取った折れ線グラフを作成し、1年半の貯金生活の進捗を可視化しました。
いつも見えるところに置いていたので、「XX月までに200万円貯金をするんだ」というマインドが染みつきました。
前もって貯金口座に入れる
私は貯金用口座と支払い用口座をわけ、貯金用口座からはお金が出ていかないようにしていました。
そうすると記帳のたびに残高が増え、管理しやすくなるからです。
ポイントは「いつ貯金用口座にお金を移すかという点」なのですが、給与が振り込まれたらすぐに貯金用口座へ移した方がいいです。
そうすればその残りのお金で生活するだけなので、あまり苦労することなく帳尻を合わせることができます。
反対に、毎月の支出を全て払い終わった残りを貯金しようとすると、毎月に貯金額にばらつきが出て、うまく進まなかっただろうと思います。
楽天ポイントを活用する
楽天グループでの買い物を行うと、楽天ポイントが付与されます。
楽天ポイントはランクに応じて最大15倍程度にまで膨らむので、少しの買い物でもポイントでの還付が多いシステムになっています。
この楽天ポイントはほぼお金と同様の価値を持つので、その月に貯めたポイントでスマホの支払いが全額まかなわれるなんてことも起こるのです。
様々な場所で発生する支払いを楽天に集約して、効率よくポイントを貯めましょう。
美容院の頻度を下げる
私は月に1回美容院に行っていましたが、散髪を3ヶ月に1回に変えました。
確かに髪が伸びてきて気になるのですが、「他人はそこまで自分の見た目を気にしていない」と思えるようになったら特に問題ではなくなりました。
結婚したことも影響しているかもしれません。
このアクションで年間2万円ほど節約できました。
ユニクロで同じ服を複数買う
服についても同様です。
清潔感のある服を着ていればオシャレでなくてもいいので(そういう価値観に落ち着いたので)、気に入った服の色違いをユニクロで数パターン買っていました。
ビジネスシーンで使える服も多いので、ユニクロ様様だなと思っています。
同じ型だと管理もしやすいのでオススメです。
年間5万円くらい節約できたと思います。
飲み会を断る
同僚や友人から「飲みに行こうよ」と誘われる機会があると思います。
しかし飲み会は1回行けば5000円はかかってしまうイベント…
貯金をしている人にとっては悩ましい問題です。
貯金を始める前までは、「交友関係の維持のために行かなきゃ」と思い、あまり乗り気ではないものまで行っていましたが、終わってみれば特に何も残らず「あー行かなければ良かった」と感じることもしばしば。
こんな惰性の付き合いを一気に断ち、年間12万程度の大幅な節約に成功しました。
それで去っていく友人はそれまでなのだと分かったことも良かったです。
親しい友人とはたまにラーメンを食べに行ったり、サイゼでお酒を飲んだりしていますが、そのくらいが私の身の丈にはあっているような気がします。
お風呂をためる頻度を下げる
当時住んでいた物件がプロパンガスだったので、冬場のガス代が1.5万円ほどにもなっていました。
お風呂は疲れを癒す最高の空間なので、できればケチりたくはなかったのですが、心を鬼にしてお風呂にお湯をためることをやめました。
物足りなさはありますが、まぁこれも慣れます。
結果として、年間5万円程度の節約に成功しました。
家計簿をつける
貯金における全ての基本は「家計簿をつけて、お金の流れを管理すること」です。
私はマネーフォワードというアプリで管理をしています。
やり方はなんでも良いのですが、合計金額がパッと出ることと、ジャンルごとの出費がわかるやり方がいいと思います。
家計簿をつけていないとかなり大雑把な感覚でしか支出を把握できておらず、思った以上に使っているということがよくありました。
しかし、家計簿でその月の支出がすぐに見られる状態にしたことで支出を正確に捉えることができ、購買意欲をコントロールすることにつながりました。
税金の勉強をする
無知が搾取される最たる例が「税金」だと思います。
言い換えれば、税金の勉強をすることは貯金節約にも役立ちます。
特に副業をやっている場合には、確定申告のタイミングで使える控除がいくつかあり、それらを活用することで、余計な出費をコントロールすることができます。
私はある程度体系的に学びたかったので、ファイナンシャルプランナー3級を取得しました。
節税効果もありましたし、税金の仕組みを理解したことで、正しく納税できるようになったこともメリットでした。
免除できるものは免除申請
税金や奨学金の返還は収入に応じて免除や猶予がなされる場合があります。
私はしばらくの間、国民年金の免除と、奨学金返還の猶予をしてもらっていました。
これらの制度を活用したことで、年間30万円程度を貯金節約に回すことができました。
引越しを自分でする
引っ越しは手間がかかって面倒ですが、業者に頼むと10~20万円かかることも多いので、自分でやることで大幅な節約ができます。
私はレンタカー屋さんで軽トラをかり、家財道具をパンパンに詰め込んで引っ越し先まで持って行きました。
1回で終わると予想していましたが、荷物の量が思いの外多くて、結局2往復が必要になりましたw
皆さんは荷物を減らして引っ越しをするか、もっと大きな車を借りるようにしましょう。
退去費用を値切る
引っ越しのタイミングで高額な退去費用を請求されることがあります。
私の場合は、当初「7万円のクリーニング代+敷金無返還」という条件でしたが、経年劣化のための修繕義務が大家にあることを示し、「クリーニング代0円+敷金返還」に変わりました。
負担すべき費用の考え方や、交渉の手順などはこの動画が参考になります。
まとめ
200万円の貯金と聞くと大変な努力が必要のように思えますが、実際にやったことはいたって地味でシンプルです。
しかし、こういった積み重ねを行うことでお金のありがたみがわかり、貯金節約体質に変わっていけたんだと実感しています。
貯金ができなかった頃の自分を思い返すと、仮に年収が200万円上がったとしても、全然貯金ができていなかったでしょう。
それはひとえに消費習慣が変わっていないからです。
貯金を作って精神的にゆとりのある生活を送るためには、まずは内側から変えていく必要があるのだと思います。
皆さんも今回の情報を参考にして、ぜひ貯金をしてみてください。