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IELTSは再採点でスコアが上がる確率は? IELTS試験の「再採点」制度を解説

IELTS試験は公平性を担保するために試験として様々な施策をとっています。

その中の1つに、「再採点」制度(正式名称:Enquiry on Results)があります。

今回は、この再採点制度の仕組みから、実際にスコアが上がるのか、下がるのか?といったところまで掘り下げてお伝えしていきます。

IELTS試験の受験を検討されている方にオススメの内容となっておりますので、ぜひ最後までお読みください。

IELTS試験の「再採点」とは?

IELTS試験の再採点(Enquiry on Results)制度は、受験者が試験結果を受け取った後、手続きを踏むことで申請することができる制度です。

採点結果に納得がいかない場合に申請可能

例えば、試験を受けた際に「今回はとてもよくできた」と手ごたえを感じたにも関わらず、戻ってきた結果が想定よりも低く出てしまったことはありませんか?

この乖離は特に、試験官の裁量や解釈によって判断が分かれるスピーキングやライティングなどでしばしば発生します。

というのも、スピーキングやライティングというセクションは、リスニングやリーディングと違って明確な解答ではなく、ある程度の客観性を含めて採点が行われるからです。

そのため、この「客観性」の部分で受験者の英語能力を過少評価してしまう恐れに対して、再採点という制度が存在します。

ですので、自分が思ったよりも低く採点されていた場合には、この再採点制度を活用するのも手段の1つです。

IELTS試験の「再採点」でスコアが上がる確率は? 下がる確率は?

では、実際にIELTS試験の再採点でスコアは上がるのでしょうか?

または、再採点をすることで反対にスコアが下がってしまうことはないのでしょうか?

再採点でスコアが上がる確率は?

再採点を申請した人のうちどれぐらいの割合でスコアが上がっているかについて、IELTSから公式に発表されているデータはありません。

しかし、各種アンケートなどの回答から、およそ3~4割の方が再採点により点数が上がっていることがわかります。

先ほども少し触れましたが、「リスニング」や「リーディング」のセクションは明確な解答が存在し、その正答率でスコアを算出しています。

そのため、これら2つのセクションについては再採点でスコアがあがることはあまりありません。

つまり、「スピーキング」や「ライティング」といった評価に客観性が含まれるセクションで、再採点によるスコアアップが期待できると言えます。

実際に、Twitterで再採点のスコアアップの報告もこのスピーキングやライティングが目立ちます。

再採点でスコアが下がる確率は?

反対に再採点でスコアが下がってしまうことを気にされた方も多いかと思います。

これについては、再採点でスコアが下がることはありません。

ですので、下がる確率については0%と言えます。

こちらは公式HPや要綱などに記載されている内容ではありませんが、実際に運営団体に問い合わせをし、その返信に「再採点のスコアは“変わらない”または“上がる”であり、下がることはない」と記載されていました。

ですので、スコアが下がってしまうのでは…と心配する必要はありません。

ただし、このあとまとめてお伝えしますが、再採点の費用の面でやや損をしてしまう可能性がありますので、その部分だけ押さえておくと良いでしょう。

再採点申請の流れ・費用・返却日は?デメリットはない?

次に、再採点の具体的な申請内容などをお伝えします。

再採点申し込みの流れ・費用・申し込み期限・返却日

再試験の申請方法や費用、申し込み期限、返却日はIELTS試験を申し込んだ受験団体によって異なります。以下のようにまとめました。

受験団体 英検 British Council JSAF
申請の流れ ①IELTS公式センターにメールで問い合わせ

②メール返信にて、再採点申請費用の振込先・申請用紙のDLページを連絡

③書類提出+申請費用振込

①British Council公式HP内掲載の専用窓口にメールで問い合わせ

②メ再採点申請費用の振込先・申請書類の説明を受け取り

③書類提出+申請費用振込

①再採点申請フォームに必要事項を記載

②成績証明書の原本・申請費用の銀行振込控えをIELTS公式テストセンターまで郵送

費用 9、000円 15、000円

※スコアが上がった場合費用は返還される

11、000円

※スコアが上がった場合費用は返還される

申し込み期限 筆記テストから39日以内 試験日から6週間以内 試験日から6週間以内
返却日 申請から3週間前後 申請から3週間前後 申請から2~4週間

 

British CouncilとJSAFでは、申請費用が英検に比べると割高ですが、その分再採点でスコアが上がった際には返還されるという特徴があります。

再採点のメリット・デメリット

ここまでの説明から、再採点のメリットとデメリットを以下のようにまとめました。

<再採点のメリット>

  • 再採点してもらうことで、スコアが上がる可能性がある
  • British Councilでは、スコアが上がった場合、申請費用が返還される

<再採点のデメリット>

  • 再採点申請に費用がかかる(スコアが上がらない場合は返還されない)
  • 申請期間中は当該試験のスコアが無効となる

再採点の申請にあたってその申請が費用に値するものかどうかについては、よく検討が必要です。

その他のIELTS試験再採点にまつわるFAQ4選

ここまで、IELTSの再採点についての基本的な情報をまとめてきました。

ここからは、FAQ形式でさらに細かな視点で再採点制度の詳細内容をお伝えしていきます。

複数の技能で再採点を申し込みできますか?

はい、再採点では複数の技能について申し込みが可能です。

反対に、特定の1セクションだけ、といった申請も可能です。

1セクションだけでも、4セクション申し込んでも再採点にかかる料金は同じです。

ただし、複数の技能を申し込みすると、それだけ再採点の結果が返却されるまでに時間がかかります。

再採点の申請中はIELTSのスコアが無効になってしまうので、急ぎスコアが必要な場合には、本当に必要なセクションのみ再採点の申請を出すと良いでしょう。

スコアが上がりやすい技能は何ですか?

こちらについては、先述の内容と重複しますが、「上がりやすい」技能よりも、「上がることが少ない」技能があることに注目をすると良いでしょう。

リーディングとリスニングは明確な解答に基づいた採点をしているため、スコアがあがることはあまりありません。

ですので、相対的にライティングとスピーキングが再採点によってスコアが上がりやすい技能であると言えます。

再採点は同じ試験官が担当するのですか?

いいえ、違います。

再採点は、本番の試験で採点した試験官とは別の試験官によって行われます。

多くの場合、本試験を担当した試験官よりも上級の試験官が対応することとなるようです。

また、再採点を担当する試験官は、本試験の試験結果を知らされておらず、改めて採点基準に沿って採点します。

このようにして、試験の公平性が担保されています。

再採点の結果を更に再採点してもらうことはできますか?

いいえ、再採点の結果に対してさらに再採点を申請することはできません。

再採点の結果に納得がいかない場合には、再度IELTSの試験を申し込み、受験をし直すことでスコアを新たに得ることができます。

当サイトでは、再試験以外にもIELTSの制度についての情報をまとめた記事を公開しています。ぜひ、こちらも併せてお読みください。

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長期的な学習者にとって、再採点は試験の公平性を維持する制度

特に長期的にIELTSを利用して自身の英語力を確認している方にとって、これまでのスコアから鑑みて明らかに低いスコアが出た際の再採点は非常に有効です。

IELTS対策は長期的&計画的に

英語に限らず、語学は一朝一夕では身につけることができません。

長期的&計画的に学習したうえで、IELTSのように英語能力を測る試験を用いて、現状や弱点を把握し、更なる学習をしていく必要があります。

しかし、実際にIELTS対策を長期的&計画的にしよう!と思っても、なかなかうまくいかない…というお声をよく耳にします。

なぜなら、日本にはIELTSに関する情報が少ないから。

独学で勉強するには、情報量が少なく、正しい情報が得られない為、成果を出すのに時間が掛かります。

たとえば、海外の大学に進学するために、IELTSが必要な方は、大学受験の日にちもあるので、あまり時間を掛けていられませんよね。

時間を節約し、より確実に点数を取るためにも、プロに教えてもらうことが良いと言えるでしょう。

ですが、IELTSに特化したスクールというのは、あまり多くありません。

中には、TOEICや英検を教える傍らで、IELTSを教えているといったスクールもあります。

そんな中で、私がおすすめするスクールは「Plus One Point」

通常、IELTSやTOEICに特化したスクールというのは、会費が月に数十万円掛かりますが、Plus one pointでは、月に約65,000円からスタート出来ます。

また、他のスクールより料金が割安なのにも関わらず、講師全員がIELTSのハイスコア持ち。

IELTSに特化したスクールなので、ノウハウもバッチリです。

TOEICや英検のノウハウは調べれば無数に出てきますが、IELTSの場合、多くは出てきません。

なので、正しいノウハウを手に入れるためにも、専門のスクールに通うことを視野に入れておいた方が良いのかもしれませんね。

今なら無料学習相談も受けられるので、ぜひ活用してみてください。

まとめ

いかがでしたか?

意外と知られていない、IELTSの再採点制度。

メリット・デメリットのどちらもありますが、選択肢の1つとして知っておくと得をする情報であることは間違いありません。

自身の手ごたえと試験結果に大きく差があった際に、こちらの再採点制度を思い出していただければと思います。

当サイトでは、他にもIELTSにまつわる様々な情報をご紹介しています。ぜひ、こちらの記事も併せてお読みください。

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