株式投資・積立NISA

大学生・大学院生こそ積立NISAを始めるべき5つの理由【資産運用入門】

終身雇用の終わりや、年金制度の崩壊により、今の若い方の中には資産形成に関心を持っている方も少なくありません。

資産形成ではまずは貯金をして、いざという時に困らないようにしておくことが大切です。

ただし、貯金だけではインフレ時に価値が目減りするリスクや、銀行預金での利息以上のリターンが得られないというデメリットがあります。

そこで私たちがオススメしたいのが「積立NISA」です。

この記事では積立NISAの基礎知識と、大学生や大学院生のうちから積立NISAを始めるべき理由についてご紹介します。

積立NISAとは

積立NISAとは金融庁が設定した投資制度のことで、誰でも無理なく資産形成できることを目的として作られています。

積立NISAには次のような特徴があります

  • 100円から積立ができる
  • 積立頻度を選択できる(毎日、毎週、毎月)
  • 年間の積立金額の上限は40万円まで
  • 運用利益は20年間非課税
  • 金融庁が選んだ「優れた投資信託」の中から投資先を選べる
  • コツコツ買い付けし続けることを前提としているため、始めた後は何も作業が必要ない
  • いつでも売却できる

これらの特徴があることから、資産運用の第一歩として積立NISAが最適であると考えています。間違っても個別株の運用やFXから始めないでください。

大学生・大学院生のうちから積立NISAを始めるべき理由

積立NISAが手軽に始められることが分かったところで、次に、始めるなら早いうちから始めるべきである理由をご説明します。

お金に対するリテラシーが身に付く

若いうちから金融投資に慣れておく最大のメリットは、投資の仕組みがわかるようになることです。

投資と聞くとどこかうさんくさそうなイメージを感じる方もいるかもしれませんが、金融庁がジュニアNISAを作って中学生や高校生からでも投資信託を体験できるようにしていることから、早い段階から資産運用について考えることは悪いことではありません。

ある企業の株を購入することでその会社を支援し、会社が成長できた場合には利益の一部を受け取るという一連の流れを通して、「どのくらいの利回りが妥当なのか」を自分の肌で感じることができます。

その感覚があれば、「毎月の利回りが20%」といった詐欺に引っかかることも無くなります。

また、投資を若いうちから始めると、お金の使い方をよく考えられるようになるので、自然と節制が身につきます。

さらに、自分で稼いだアルバイト代や仕送りのありがたみも一層増すため、周囲の人たちへの感謝をする瞬間も増えると思います。

時間を味方につけることができる

「投資なんて貯金が数百万になってからやればいいじゃん」

と思う方もいるかもしれません。

しかし、積立NISAには長期間継続するメリットがあるのです。

1つ目のメリットは、複利の効果を活かすことができる点です。

積立NISAでは配当金は出ず、その分の収益を運用額に加えていきます。

つまり複利で運用されるのです。

そのため、利益が出た際の絶対額も大きくなり、結果的に10年後, 20年後の基準価格が上がっている可能性が高い投資商品になっています。

メリットの2つ目は長期の投資で、リスクを分散できる点です。

投資は世界の経済と密接に関係しているため、経済状況がいい時もあれば悪い時もあります。

しかし、投資経験が浅いうちは、今が買い時なのか売り時なのかを見極めるのは容易ではありません。

そこで、積立NISAのように毎月決まった日に買い付けを行うように設定しておけば、同じ金額でも価格が安い時には多い口数が買えて、高い時には少ない口数が買えるので、全体を通してみると、きれいにならされていきます。

長期的にみて市場が成長するのであれば、ならされた価格で買えている場合、結果的に利益がでるため、こういった買い方は長期投資には非常に向いています。

積立NISAであれば非課税期間が20年なので、「20年は淡々と買う」と決めて、じっくり取り組むのが良いでしょう。

少しずつ資産が増えていく感覚を味わうことができる

積立NISAのおすすめ投資先は後ほど説明しますが、例えば米国株式市場を反映したS&P500という指数の動きを見ると、過去70年間で大幅な伸びを見せています。

(出典: 会社四季報ONLINE)

筆者はこのようなインデックス投資(ある指数に連動した運用をしてくれる投資信託)をおすすめしているのですが、長期的見れば市場が成長するという前提に立つと、毎月の積立額が少なくても長い時間をかけることでリターンが得られるようになります。

貯金であれば大きなライフイベントなどで一気に切り崩してしまうこともありますが、インデックス投資をコツコツ続けていけば、基本的には資産が増えていくため、成長しているという実感が得られやすいです。

もちろん、昨今のコロナショックのような暴落も起こるので、その時に焦らずがっちりとホールドし、経済が上向くのを辛抱強く待つことも大切です。

毎月1000円でも100円でもいいので、少額から始めてみましょう。

オススメは年間40万円の枠を使い切ることができる3.3万円なので、資金に余力のある方はそこまで積立に回してみてください。

将来設計をするきっかけになる

資産運用をするようになると、自分はこの先どの程度の収入を得られて、どのくらいの支出が必要かということが計算できるようになります。

そうすることで結婚や出産といった大きなライフイベントへの備えが始められます

「学生のうちはそんなこと考えられない」という人もいると思いますが、20代中盤から30代中盤にかけてなんだかんだ大きな変化を経験することが多いと思うので、早め早めに準備をしておくことが大切です。

余計なお世話かもしれませんが、結婚を見越して資金を貯めておけば、結婚にも踏切やすくなるのでチャンスを逃さなくなります。

社会の動きに関心がもてる

積立NISAは長期積立を前提としているため、頻繁な売買は必要ありません。

それでも自分の保有資産をみて、なぜ評価額が上がったのか、下がったのかを考えることはあると思います。

そうすることで、社会の出来事と市場の動きの関係を考える癖がつき、世界のニュースにも詳しくなるでしょう。

大学生・大学院生にオススメの投資信託

「積立NISAをやりたくなってきたけど、どの商品を買ったらいいかわからない」

そのような方に向けて、筆者も実際に買っているオススメの投資信託を3つご紹介します。

①楽天・全米株式・インデックス・ファンド

まず大前提として、積立NISAはネット証券で行います。

ネット証券は手数料が安いですし、オンライン上で簡単に売買できるので使い勝手がいいです。

そうなると楽天証券とSBI証券が候補になってくるのですが、筆者は楽天証券を使っています。

楽天カードとの相性がいいのでこちらを選んでいます。

さて、この楽天証券の投資商品のうち、最も人気のものが「楽天・全米株式・インデックス・ファンド」です。

これはアメリカの上場企業全体の株式を購入するためのファンドです。

Google, Apple, Facebook, Amazonなどのハイテク企業を多く持つアメリカの経済は成長力が高く、魅力的な投資先と考えられているため、そこに分散投資することを目的としています。

この商品をポートフォリオのうち50~80%含めておいて問題ないでしょう。

②楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)

次にご紹介するのは、名前はよく似ていますが「楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)」というものです。

こちらは「バランス」と付くように、複数の資産に投資対象を分けることでリスクを低減しています。

具体的には、投資信託には「株式」「債券」「不動産」「金」などの種類があり、このうち株式はリターンが期待できる分、リスクが高くなっています。

そこでリスクを分散させるために、楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)では株式と債券を50%ずつ含む形で運用しています。

債券は利回りは低いものの、リスクも低いので暴落が起きた際などには緩衝材の役割を果たすので、資産の10%程度の割合でポートフォリオに組み込んでおくと良いでしょう。

③フィデリティ・欧州株・ファンド

3つ目に紹介する投資信託は、イギリスを中心にヨーロッパの株式に投資する商品です。

ヨーロッパにも業績が好調な企業が多数あることや、アメリカ経済とは違った値動きをすることから、こちらも一定の割合で購入しておくのが良いでしょう。

私は資産の20%程度をこの商品に当てています。

まとめ

大学生・大学院生のうちから余剰資金を投資に当てることで、額面以上の学びが得られます。

投資を始める場合には積立NISAが最も手軽かつ堅実なので、まずは楽天証券で口座を解説し、ここでオススメした商品や人気の商品を買ってみてください。