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大学院生のうちに結婚、海外大学院進学をしてみて

今日は巷で話題になっていた本、

「研究者の結婚生活: 恋愛はぜんぜん科学的じゃない⁉」

を読みました。

この本では研究者の恋愛・結婚事情が赤裸々に綴られており、アカデミアという厳しい状況の生きる著者達の苦悩と喜びの日々がリアルに伝わってきます。

特に、就職先が別々になり、数年間に渡る別居を余儀なくされている現状や、子供を授かることが難しいという意見や、応募に応募を重ねても非常勤の職に就くことができない苦しさが本人とその家族から語られることにより、日本の研究環境の諸問題を自分ごととして捉えることができるようになりました。

著者の1人1人の個別のケースが大変参考になったので、もしかすると私の生活事情も誰かの役に立つのではないかと思い、大学院生ながら結婚、子育てに奮闘する私の様子も記事にすることにしました。

結婚まで

私と妻との出会いは、妻が働く英会話教室に私が学生として通っていたことがきっかけでした。

その英会話教室ではネイティブとのマンツーマンのレッスンを受けていたため、日本人の事務スタッフが日程調整などのために協力してくれます。

私のサポートをしてくれていたのが現在の妻で、当時は私が24歳、妻が27歳でした。

通い始めてほどなくして、私が連絡先を渡したのをきっかけに食事に行くようになり、交際がスタートしました。

お互いの家が比較的離れていたことと、朝型の私と夜9時くらいまで仕事をする妻では生活時間帯が違っており、なかなか会う時間がとれなかったことが影響して、「とりあえずうちに住んでみたら?」となり、同棲が始まりました。

 

英会話教室に通っていたのは、ケンブリッジ大学への進学を目指しており、IELTSのスコアが必要だったためです。

IELTSはとにかく苦労したのでもう二度と受けたくないのですが、妻に会えたきっかけを作ってくれたのでいくぶんか感謝しています。

 

その後、ケンブリッジ大学から合格通知をもらい(IELSTのスコアが取れたら正式な入学を許可するという”Conditional offer”)、もしかするとあと1年もしないうちに海外生活が始まるかもしれないという状況になりました。

二人で過ごす時間が楽しかったので離れ離れになりたくないという思いが日に日に強まり、研究の傍、グーグルで「海外大学院 結婚 ビザ」などを調べていたと思います。

妻は「3-4年の遠距離恋愛は無理」とはっきり言っていたので、別れるかプロポーズをするかの2択しか残されていませんでした。

 

当時、修士1年の時に在籍していた指導教員が他大学に移ることになり、「研究データを全て持っていくから東北大に残るのであれば研究をやめろ」と言い出すなど、研究のことでメンタルがすり減っており、「もう研究も取り上げられたし、人生の方を進めるしかない…」と思い始めたことも影響しています。ひどい話ですがその教員からはメールも返ってこなくなり、電話も途中で切られるという始末で、研究室選びを誤ったと今でも後悔しています。

そうこうするうちに、新しい研究室にお世話になることが決まり、修士1年の1月から新たな研究が始まりました。

新しい指導教官はエネルギーに溢れた若手教授で、研究のことも私生活のことも相談に乗ってもらうことができました。

徐々に気持ちが回復してきた頃に結婚への決意がかたまり、ブライダルリングショップへ行ってサンプルリングを借り、自宅でお風呂上がりにプロポーズしました。

なんのロマンチックさもないですが、それがその時考えていたベストシチュエーションでした(どういうこっちゃ)。

 

結婚当時の懐事情もお話しします。

私は民間の財団から生活費としてDCよりもやや少ないくらいの生活費+授業料全額をいただいていたことと、妻が正社員として働いていて当面は仕事の継続を予定していたため、贅沢をしなければ生活していけるという状態でした。

それでも結婚の報告のために妻の実家(秋田)を訪れた際には「本当に大丈夫なの?」「これからイギリスいくんでしょ?」という感じで心配されながら、結婚を認めていただきました。

うちの実家(岐阜)は私と同様に楽観的で「あれ〜良かったに〜」という感じでいたってお気楽でした。

妻からすると私は普段から話をするのが好きなようですが、うちの家族は”私が大人しく見えるくらい喋る”ので、妻はそれに圧倒され、実家へ行った帰りの車内では完全に放心状態になっていたのが印象に残っています。

その後、修士2年の春に入籍をしました。見届人は新しい指導教員夫妻(奥さんの方もラボで秘書さんとして働いていてよく知っていたため)にお願いし、「先生たちのように仲睦まじい夫婦になれるように」という願いを込めながら、晴れて夫婦になることができました。

出産

無事に結婚をしたのち、直面するのが「子供をどうするか問題」です。

年齢的にはまだ余裕はあったものの、イギリスに行ってからの妊娠出産は分からないことが多いので、日本にいるうちから妊活をしておいて、いざとなったら私が単身でイギリスに行けばいいという話になりました。

そこから3ヶ月ほどで妻の妊娠がわかり、驚きと大きな喜びを感じました。

その後、妻が妊娠中に血糖が上がってしまう体質だということがわかり、こまめな通院と食事の度の血糖測定やインスリン注射を必要としました。

日本の医療制度だからこそ安心して妊娠、出産に迎えたので、日本で産んだ方がいいのではないかという直感は当たることになりました。

その後、私は修士2年の9月で早期修了をすることができ(この時妊娠4ヶ月くらい?)、まだIELTSのスコアが取れていなかったので入学時期を翌年度に持ち越すことを決めました。

その後、私はフィリピンでの修行の日々を、妻は退職し実家で休養の日々を送り、翌年3月に無事に娘が誕生しました。

通常の妊婦健診以上の受診をしていたので医療費はいくらかかかりましたが、そこまで高くついてはいないと思います。

このあたりの管理は妻がしてくれていたので具体的な金額は把握できていません。

その後、娘が6ヶ月になるまで一緒に過ごし、私は先に単身でイギリスへ旅立ちました。

海外生活

私は2020年の10月にイギリスで博士課程を開始し、11月現在、家族はまだ日本にいます。

もともと12月中旬に渡英を予定していましたが、コロナの感染拡大に伴うロックダウン(12/5までとされている)があるので、渡英を後ろ倒しにすべきか思案しています。

ひとまずイギリス生活は落ち着いたので、アパートの状況としては二人を迎え入れることはできそうです。

いずれにせよ、二人が来てからどんな生活になるのか今から非常に楽しみです。

海外生活という苦労の多い環境ですが、妻や娘にとっても普段は経験できないことに沢山触れられると思うので、この期間を実りあるものにしたいと思っています。

 

端から見れば私の選択は勇敢なものに見えるかもしれませんが、巡り合わせと、(ある種の)選択肢のなさから飛び込めたものも多かったと思います。

結婚には大きな責任が伴うので簡単ではないと思いますが、結婚・出産を経ても金銭的にはそこまで厳しくはならなかったので、現在大学院に通っている方で結婚を考えている場合には、選択肢の1つになり得るということを覚えておいていただけるといいと思います。

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