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研究室訪問後のお礼はメールがベスト! 礼儀正しく振る舞おう

学部での研究室配属、大学院入試での研究室配属のタイミングでは、興味のある研究室の先生にアポをとって実際に話をすることが多いでしょう。

その際にはどのように連絡をし、どのようにアピールすることができるのでしょうか。

本記事では、研究室訪問のマナーから、訪問後にさらに印象を残す方法まで一連の流れをご紹介します。

研究室訪問のマナー

まずは研究室訪問をする際の準備の仕方を見ていきましょう。

事前アポは必須

大学教員は講義や研究、学生指導、学内業務などでスケジュールはびっしり埋まっている場合が多いです。

そのため、自分の都合だけを考えてアポなしで訪問するのはNGです。

そのような行動をとってしまうと、会ってもらえたとしてもそれほど良い印象は持たれないでしょう。

もしその先生のオフィスアワーがわかっている場合には、その時間に行くことを事前にメールで伝えておくのが良いでしょう。

外部からの受験のように、オフィスアワーが分からない場合には、研究室訪問をさせていただきたいことをメールで伝え、都合の良い日時を聞くことが一般的です。

学生を取る予定がない場合などでは会ってもらえないこともありますが、会ってほしい目的をはっきりと伝えれば、基本的には話をしていただけるはずです。

最近だとZoomやSkypeを使ったオンラインでの面談も多いと聞きます。

研究内容について予習する

先生に会ってもらった時に、その研究室の代表的な研究に関する議論ができると「お、よく勉強しているな」と思ってもらうことが出来ます。

少なくともその研究室に興味を持った段階で、「結晶構造解析」「DNA修復」などのように用語レベルでの研究の方向性は理解できているはずです。

それをさらに深掘って、

「XX年の論文では〇〇を明らかにした」

「この研究室はXX大の〇〇グループとの共同研究を行なっている」

「おそらく現在はXXの研究の継続を行なっている」

「研究費は年間XX万円程度の規模」

といった内容が理解できるところまで予習を進めます。

予習としてやっておいた方が良いと感じるアクションは次の3つです。

・その先生が著者に入っている過去10年分の論文を読む

・科研費の記録から、採択されている研究題目やその成果を読む

・共同研究先の論文をざっと確認し、各ラボの役割分担を理解する

これらを行うことで、その研究の素人ではなく、一緒にプロジェクトを進めるメンバーと思ってもらえるくらいの知識が身につきます。

時間はかかりますが行きたい研究室なのであればこのくらいの準備をしておくことが必須です。

自分が何をしたいかをある程度考えてくる

予習の段階で研究室の過去から現在にかけての動きを理解した後、未来、つまり「自分がそこで何をしたいのか」を考えてみましょう

ある研究を発展させるのであればどういうアイディアを試してみたいのか、

その研究室に関連するテーマでどんな疑問を解き明かしてみたいのかを言語化しましょう。

具体的であればあるほど喜ばれると思います。

ただし、先生によっては「次に入ってくる学生にはこの2つのテーマのいずれかを選んでもらう」というようにあらかじめ研究内容を決めている場合もあるので、自分で提案する内容が受け入れられることは少ない(体感的には、生命科学系では10~20%くらい?)と思います。

というのも、問題設定自体が非常に難しく、そこをミスると研究が進んでもどうにもインパクトのない内容になってしまう可能性があるからです。

そのため、研究したいことを伝える目的は、それを実際にやるというよりもむしろ、好奇心を伝えるためと捉えておくのが良いでしょう。

見学後はお礼をしよう

実際に先生と話し、ラボを見せてもらったら、その研究室に行くか行かないかの意思が固まるでしょう。

もし他のラボの訪問が先ですぐに結論が出ない場合でも、訪問のお礼メール自体はその日のうちに出しておくのが良いと思います。

訪問直後のメール

訪問直後のメールでは次のような内容を押さえましょう。

・忙しい中、お時間をとってくれたことに対するお礼

・研究内容を詳しく聞かせてもらって感じたこと

・研究室配属を希望するかどうかの意思表示(決まってない場合には、追って連絡することを記載)

方針が決まってからのメール

その研究室を希望するかどうかの意思が固まった時に送るメールには、次の内容を含めるのが無難です。

・その研究室を希望するかどうか

・その理由

・何年間その研究室で学びたいか

その後何年研究室にいたいのかというポイントは記載する学生は少ないですが、重要な項目でしょう。

なぜならば、研究成果をまとめるために学部・修士の3年間用のテーマと、大学院5年間のテーマを分けている研究室も多いため、将来の予定をすり合わせることでより適切なテーマを選べる可能性が高まるからです。

この後院試を受ける場合などには院試の対策などについても相談するのが良いでしょう。

ちなみに私は院試合格後にはアパートを借りるべきエリア、学生さんたちの通勤手段なども教えてもらっていました。

印象が大事なので、礼儀を守って対応しよう

最後になりますが、研究室訪問はあらゆる場面において礼儀を守ることが大切です。

研究室配属や何かを教えたもらう場合に研究室訪問をするのが一般的なので、それに応じてくれる方への感謝を忘れないようにしましょう。

いくら優秀な学生でも印象が悪いと取らないという判断にもつながりかねません。

信頼関係が築けるよう最新の注意を払うことができれば、メールの回数・アポの取り方・当日何を話すかということは本記事で紹介した内容通りでなくても問題ないでしょう。

ぜひTPOに応じて適切な行動を取り、信頼関係構築の第一歩に繋げてみてください。

まとめ

研究室訪問をする際には事前のアポ取り、事後のお礼メールは必須です。

人気の研究室で競争が予想される場合には、予習をしっかりと行って、自分がやりたいことを明確にした上で研究室を訪れるのが良いでしょう。

研究室のメンバーと接する時には、時間をとっていただいているという感謝を常に意識し、礼儀正しく行動するようにしましょう。

ラボの人間関係に息が詰まった時には下記の記事なども参考にしてみてください。

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