株式投資・積立NISA

先人達から学ぶ株式投資の格言-相場観・銘柄選定編-

「親の言うことは聞きましょう」

「会社の上司の言うことは聞きましょう」

とありますが、

その理由は、親であれば人生経験から学んだことを伝えるため、

会社であれば、そこで学んだ成功経験や失敗談を伝えるためですよね(時には自分の意見もはっきり伝えることも大事ですが)。

株式投資でも同じで、先人達は自分の失敗や成功を格言として残しています。

投資スタイルや相場観、銘柄選定などは人それぞれですが、絶対に行ってはいけないことは共通するものです。

今回は株式投資において共通して注意すべきことというのを先人達の格言から学んでいき、資産運用に活用していきましょう。

今回は「相場観・銘柄選定」に関する格言についてまとめています。

「投資スタイル・売買タイミング」に関する格言についてもまとめていますのでそちらもご参考ください。

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相場観における格言

つかぬはやめよ

「つかぬ」とはツキがない、つまり、運がないと言う意味です。

株式投資を続けていると負けが続く(損失を確定させる)こともしばしばあります。

そのような状態が続くと、一気に負け分を取り戻そうと冷静さを失った投資を行ってしまい、さらに損失を被ることも珍しくありません。

この格言では、「負けが続いてる状態において、相場の流れが自分と合わないと感じたら一度投資から離れて休むことも大事だ」、という意味になります。

もちろん、運で投資を行うわけではなく、自分の考えをしっかり持った上での格言になりますので、負けている原因がどこにあるのか勉強を続ける必要がありますね。

休むも相場

人間は欲深い生き物なので株で利益を出したら、また次の株式を購入したくなるものです。

また、ギャンブル依存症に近いのですが、株式相場にのめり込む人たちは常に売買を行わないと気がすまない傾向になることがあります。

現在損益が発生する状態の取引または清算されたばかりの取引のことをポジションというのですが、株式相場にのめり込み常にポジションを保有したがる人のことを「ポジポジ病」と言ったりします。

株式市場では常に利益を出せる状況にあるわけではないので、この格言は「運用効果が見込めないタイミングでは、しっかりと手を引くことも大事だ」と言う意味になります。

先ほどの格言と似ていますが、休むことに関連した格言が複数あることからも先人達はこれらの格言が大切であることを教えてくれていますね。

魚の頭と尻尾は猫にくれてやれ

ここでの魚は株式をあらわしており、頭と尻尾は「底値」と「天井」をあらわしています。

株式投資において最大の利益が底値で買って天井で売ることですが、実際にやってみると分かると思いますが、これは非常に難しいことです。

ですので、「魚のように一番美味しい中身だけを利益確定できる場面があれば、確定しておこう」という意味の格言になります。

また、自分ルールを決める際、損切り、利確タイミングを確立させておくことが得策です。

銘柄選定における格言

他人を頼るべからず、自力を頼むべし

株式市場では数多くの投資家が参入していますが、周りは皆ライバルです。

「証券マンや評論家が多くの銘柄を推奨してきますが、最終的には自分自身で投資判断をすしよう」というのがこの格言です。

自信を持って投資できるように、投資判断の根拠をしっかりと持つことが大事です。

遠くのものは避けよ

こちらは主に初心者に対しての格言になります。

「始めのうちは、よく知らない会社に投資を行うのではなく身近に知っている会社、よく足を運んでいる会社に投資をしてみましょう」という意味です。

例えば、いつも買い物をしている会社や、テーマパーク、電力会社、通信事業者などが挙げられるでしょう。

実際私も始めた頃、よく買い物に行く会社の株を購入してからは、購入前と比べて来客者の増減を気にしたり、細かなサービス面などを確認したりと普段は気にならない箇所に意識が向くようになりました。

知ったらしまい

株は「兆し」の段階で買われ、誰もが知る事実となったときにはすでに「遅い」ということを象徴する格言です。

つまり、「決算発表など誰もが知る事実となる頃には材料出尽くしと判断されやすいという意味」になります。

株価は常に未来を先取りして動きますので、何か株価に影響を与えると思われる材料が出たときには、既にその材料を株価が織り込んでいる(加味している価格)ケースも数多くあります。

例えば、ある会社で業績が確定してはいないが、見通しが明るいと既に予測できているときなどが挙げられます。

この場合、実際に決算発表で業績が良かったと確定しても、これまでの株価に既にその材料が織り込まれているので、決算発表後は材料が出尽くされたと多くの投資家に判断され、株価が下がるケースがあるということです。

卵は一つの籠(かご)に盛るな

卵を一つの籠に入れるとどのようなリスクがあるでしょうか?

うっかり何かにつまずきひっくり返でもした場合、卵はほとんど割れてしまうことでしょう。

株式投資も同じで、「一つの銘柄に可能投資資金の全てを費やしてしまうと、もし暴落が起きた際は一度に資金を失う」ことになります。

ですので、一千万円投資資金があるとするなら一つの銘柄に全てを投資せず複数の銘柄を組み合わせてリスクを分散させようという分散投資をオススメしている格言になります。

割安は割安ならず、割高は割高ならず

高い株には高いなりの、安い株には安いなりの理由がそれぞれ存在するものです。

割高や割安を判断する指標に、「PER」や「PBR」がありますが、この指標も万能ではありません。

株は事業の「将来性」を重視して買われる傾向にありますので、例え現在の業績が悪かろうと期待されている企業の株価は高いものです。

ですので、割高・割安に見える株があれば、なぜそのように見えるのかや、それなりの理由があっての評価なのかをしっかりと意識して銘柄選定を行いましょう。

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人の行く裏に道あり 花の山

株式投資の基本は、安いときに買って、高いときに売ることです。

では、株価が安いとき、高いときというのはいつなのでしょうか。

それは、安いときであれば株式市場が冷え込んでいるとき、高いときであれば株式市場が盛り上がりを見せているときを指しています。

例えば、〇〇ショックとつくような出来事が起きているときや、直近では新型コロナウイルスの流行期が該当します。

誰もが予測できず、終わりも見えないような出来事が起きているとき、市場からは資金が引き上げられ安全資産(現金や国債)へと流れていきます。

そういう時は、有望な株というのもつられて下がっていくものです。

「そのような中、他人とは違う行動を起こすことができる勇気ある人は、大きく儲けることができる」という格言です。

まとめ

以上、株式投資に関する格言についてまとめました。

これらの格言の中で、私が実際に経験したものが、

相場観における格言では、「魚の頭と尻尾は猫にくれてやれ」

銘柄選定に関する格言では、「人の行く裏に道あり 花の山」

で、格言の通り、あのとき売っておけば、このとき買っておけばと後悔している出来事もあります。

ぜひ、皆さんも先人達の格言を参考にしてみてください。