株式投資・積立NISA

【投資に回す資金がない?】所得が少なくてもコツコツ資産運用すべき理由

いぬ
いぬ
経済的に豊かになりたいけど毎月の収支がトントンで、働いてもお金が溜まっていく実感がないよ。
あざらし
あざらし
そんな人こそ今頑張って貯金を作り、さらに余剰資金で積立投資を始めることが重要なんじゃ。

野村総合研究所の調査によると、20代で投資を経験したことがある人の割合は21.9%。

つまり約5人に1人という結果でした。

この調査はインターネットのアンケートで行われたので、情報感度の高い人が回答しているというバイアスがあります。

そのバイアスを考慮すると、実態としてはもっと少ない割合(体感的には10人に1人とか)しか投資をしていないと言えるでしょう。

投資をしない理由としてよく挙げられるのが、「投資に回せる資金がない」というものです。

実際に、この調査でも貯金額が100万円以下の世帯では実に54.6%もの人が資金不足と回答しています。

しかし、所得が少ないうちから収入の一部を貯金・投資に充てることは非常に重要なのです。

この記事では、所得が多いとは言えない20代の会社員の方でも、すぐに資産形成を始めるべきである理由を解説します。

支出を減らせば投資に回せるお金は増える

当たり前のことですが、貯金や投資に回せるお金は

(収入)-(支出)

から生まれます。

そのため、収入が小さくても支出をさらに抑えれば、余剰資金は作れるのです。

例えば、「毎月の手取りが20万円のAさん」と「18万円のBさん」がいて、

Aさんは毎月の固定費が15万円、残りをあまり考えずに使ってしまい収支がトントンになる一方で、

Bさんは毎月の固定費を10万円、交際費を3万円と決めているとします。

すると、Bさんの方が収入が少ないにも関わらず、毎月5万円の余剰資金を確保することができます。

多くの人は収入が上がればその分生活レベルも挙げてしまうので、「月給が上がれば投資ができる」と考えるのはナンセンスです。

投資はいつでも始められると理解して、収入が少ないうちからコツコツと続けることによって、収入が上がった時にさらに大きな投資ができるようになります。

年収300万で資産1000万

ここで、収入が多くないにも関わらず保有資産1000万円を超える人の例を見ていきましょう。

その方は「倹者の流儀」というYoutubeチャンネルを運営する「クラマさん」です。

年収300万円前後のいたって普通のサラリーマンですが、彼の倹約意識はずば抜けています。

まず、家具をほとんど持たず、ダンボールの上で食事や作業をしています。

さらに食費を抑えるために一日一食を何年も続け、交際費も極限まで削っています。

毎月収支を公開されているのでその詳細は動画を見ていただければ分かりますが、生活費はおよそ9万円、それ以外を全て投資や貯金に当てています。

要は半端なくケチです。

それでも、金融資産を毎月13万円ずつ増やした結果、学生時代の借金である奨学金を完済し、今では1000万円以上の資産があるというのは尊敬に値します。

彼を手本に節約をするのはQOLを犠牲にするため難易度が高いですが、そこまで行かなくても毎月3万円くらいを積立投資に当てることができれば、10年後には500万円以上の資産を築けている可能性は非常に高いです。

最初はきつくても目に見えて成果が現れるので頑張れる

積立投資は余剰資金を使ってコツコツと積み立て、10年20年という期間に渡って保有することを前提としているため、口座の残高のように出費に合わせて減っていくということはありません。

そのため、毎月資産が増えているという実感が得られやすく、積み立てれば積み立てるほど気持ちよくなっていきます。

また、一度節制の習慣が身につけばそれを維持することは難しくなく、むしろどんどんストイックになっていく方が多い印象です。

今ではネット証券を使うことで資産の値動きをオンライン上で確認することもでき、自分の頑張りが数値として簡単に分かるのも嬉しい点です。

1度積立設定をしておけばあとは放っておいても自動で積立てを継続してくれるので、ほとんど手間がかからないというのも続けやすい理由です。

時間を味方につければ複利の効果は大きくなる

若いうちから金融投資を始めるべき最大の理由は「複利の効果」にあります。

「投資」と聞くと「配当金」というワードを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、私のオススメする積立NISAでは配当金を受け取ることはありません。

厳密には、「配当金を自動で再投資する」ため、購入時からの値上がり益に加えて、購入株数も増えていきます。

つまり100万円を年利5%で運用した場合、

1年目には105万円、

2年目には110万円、

3年目には115.7万、

というように上昇幅が増えていきます。

天才科学者アインシュタインが「複利は人類最大の発明」と言ったように、複利は資産を増やす上で最も重要な要素なのです。

複利を活かすには運用年数を長くする必要があり、積立NISAの銘柄の多くは年に1回配当金がでる(再投資される)ため、1年でも早く投資を始めた方が有利なのです。

次の図でも分かるように、毎月3万円の積立を利回り7%で10年間続けた場合、元金360万円に対して516万円まで増えています。

さらに積立NISAにすることで、利益に対して20%かかる税金が非課税になるため、約31.7万円分の非課税メリットも受けられるのです。

また、株式市場は時に不況を経験しながらも、長期的には成長を続けていきます。

そのため、運用期間が長くなればなるほど、利回りがマイナスになるリスクを避けられるのです。

(出典: 三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた)

ちなみに我が家では、ライフプランニング上の出費を考慮しても、35歳時点で資産1000万円を超える見通しです。

これは複利の力を信じて毎月少額を積立に当てることができれば誰にとっても実現可能な数値なので、ぜひ若いうちこそ努力をして積立ていきましょう。

資産推移は簡易シュミレーターを使って計算することができるので、自分が積立てられる金額で将来どのくらいの資産が作れるのかを調べてみるのもオススメです。

まとめ

投資用の資金は給与が上がるのを待つのではなく、自ら確保することでしか生まれません。

そのためにはまず収支を正確に把握し、支出を抑える努力をしましょう。

若いというのはそれだけ複利を効かせるチャンスがあることを意味するので、最初は大変かもしれませんがぜひ積立NISAの制度を活用し、将来のための資産形成に踏み出しましょう。