本記事はIELTS学習の勉強量の目安として、筆者が実際にIELTS対策をしていた時期のスケジュールをご紹介します。
筆者はOverall 6.5で伸び悩み、そこから1日14時間勉強を2ヶ月間行うことで7.0に到達することができました。
Contents
前提
まず、猛勉強を始める前の筆者の英語力と目標スコアを前提としてお伝えします。
直前のスコアはR: 6.0, L:6.0, S: 6.5, W: 6.5でした。
それに対して目標スコアはR: 6.5, L:6.5, S: 7.0, W: 7.0でした。
リーディング・リスニングは直前の試験では6.0しか取れていませんでしたが、それまでコンスタントに6.5以上が取れていたので、この2つの勉強にはそれほど時間をかけず、スピーキングとライティングに集中することに決めました。
それまでの経緯はこちらの記事でまとめてあるので見てみてください。

平日の学習スケジュール
淡々と勉強するために普段のスケジュールはできる限り変えずに過ごしていました。
実際の平日の学習スケジュールは以下になります。
7:00 起床
8:00-9:00 シャドーイング
9:00-10:00 スカイプ英会話
10:00-11:00 リスニングの問題を解く
11:00-12:20 リーディング・リスニングの過去問を日替わりで
12:20-13:00 昼食
13:00-15:00 ライティングの添削内容を確認
15:00-16:00 スカイプ英会話
16:00-18:00 ライティング
18:00-18:30 夕食
18:30-19:00 単語チェック
19:00-21:00 1日の復習
21:00-23:30 苦手なところを対策
24:00 就寝
シャドーイング
1度解いたリスニングの問題を題材にシャドーイングをしていました。
やり方は非常にシンプルです。
オーディオを流して、スクリプトを見ながら後追いで読んでいきます。
ただ読んでいくだけにならないように、できる限り設問との対応を思い出しながら読むことを心がけていました。
英語脳に切り替えるために行なっていたので、1時間程度でキリのいいところまでやったらその日のシャドーイングを終えていました。
スカイプ英会話
次にスピーキングの練習として30分のスカイプ英会話を2コマ行なっていました。
やり方は本番と全く同じようにパート1からパート3までを出題してもらい、順番に答えます。
全て終わった時点でフィードバックをもらいます。
このやり方でスカイプ英会話を利用している人は多いらしく、講師には「Mock test形式でやりたい」と伝えれば理解してもらえます。
フィードバックの仕方は講師によって異なるので、相性のいい人を選んでいました。
具体的には下記の4点に沿ってフィードバックをくれる方です。
・IELTSの採点基準に精通している
・良かった点を最初に上げてくれる
・修正すべき表現を発見できる
・レベルアップのための表現を追加で教えてくれる
また、気をつけていたこととして、4つの採点項目に分けてフィードバックをもらっていたことです。
常にどの項目を改善すべきかを意識して臨んでいました。
リスニング
リスニングではcollinsの問題集を何回も解きました。
https://www.amazon.co.jp/Listening-Ielts-Collins-English-Exams/dp/0007423268
過去問演習と違って、どうやって回答に辿り着くかを理解することに重点を置いていました。
繰り返しオーディオを流して、その音源の全ての問題を説明できるようにしました。
正解へのたどり着き方を考えることに加え、なぜ間違えたのかを自分で説明することで精度が上がりました。
リーディング・リスニングの過去問
お昼の時間には演習としてリーディング・リスニングの過去問を解いていました。
日替わりで行なうことで飽きを防いでいました。
2科目の能力を衰えさせないために調整として過去問演習をしていたので、この時間にはとりあえず解くだけにしておいて、丸付けと直しは19時以降の復習の時間に組み込んでいました。
ライティングの添削内容を確認
添削から返ってきたライティングのタスクを順次復習していきました。
次のような手順で行うことが多かったです。
・各評価項目のスコアの確認
・最初から読んでいき修正点を把握する
・修正点を分類し(時制・三単現・コロケーション等)、ノートに追記していく
・修正後のエッセイを2.3回音読
ライティング
この時間にはライティングの問題を実際に解きました。
最初は時間無制限で書いて、自分の英語力で書ける最高の状態で添削に出していました。
そうして目標点を超えるようになってきたら、ゆるめの制限時間を設定し、徐々に制限時間を厳しくしていきました。
最終的にはタスク1を15分、タスク2を45分で解きました。
可能であれば本番と同じように2つのタスクを通しでやれると良かったのですが、そこまで仕上がらずに、最後まで別々で演習していました。
ライティングの具体的な勉強法はこちらの記事にまとめてあるのでご覧ください。


また、本番で思わぬ問題に当たることがないように、幅広い問題に当たっておくということは重要だと思います。
トピックの偏りやクエスチョンタイプの偏りがなくなるように、2ヵ月分の問題を先に組んでいました。
1日の復習
夜の時間は復習をメインで行なっていました。
その日に学んだことはその日に覚えきるという意識を徹底していたので(実際には何度も復習して初めて覚えられることも多かったですが)、解いた問題やまとめたノートに再度目を通して内容を確認しました。
また、この時間はスケジュールのバッファーとしても機能していました。
終わらなかったものをこの時間に進めることで、スケジュールがずれ込むリスクを下げていました。
苦手なところを対策
その日の学習で発見した問題点は、寝る前の時間で解消していました。
例えば
「ライティングで犯罪に関するトピックだけど、単語があんまり出てこなかった」
という場合には関連する単語を20調べて覚える、というようなことをしていました。
さらに、モデルアンサーの分析などもこの時間に行なっていました。
疲れも溜まってくる時間帯なので、手軽に取り組めることでスコアアップに繋がる勉強をしていました。
休日の学習スケジュール
土曜日
土曜日は午前中に模試を行なっていました。
模試といっても外部のサービスではなく、自分で問題を用意して、本番と同様に問題を解いていました。
スピーキング以外の3科目を通しで行うことで、本番で実際に解く感覚を養うことができました。
午後はその週の復習をしていることが多かったです。
日曜日
日曜日は特にルーティーンを決めずに、そのタイミングで必要なことをやっていました。
平日が新しいことを身につける期間であるのに対し、日曜日は保守点検の期間という位置付けでした。
そのため、市販の参考書の復習やQ&Aノートの読み返しなどで知識の定着を促しました。
生活のポイント
ここからは立てたスケジュールをきっちりと遂行するための5つのポイントをご紹介します。
適度な運動を取り入れる
毎日少しの時間でも散歩やストレッチをすることが気分転換になります。
集中力を維持するためにランニングに取り組むのも良いでしょう。
筆者は猛勉強の前までは週に3,4回ジムに通って運動をしていましたが、上記で紹介したスケジュールの期間はほとんど運動をしていませんでした。
短期決戦で決着をつけると決めていたので引きこもって勉強していましたが、外に出ないことは結果的には生産性を下げます。
長期的に勉強する場合には1日の勉強時間を長くても8時間程度にして、毎日何らかのエクササイズをするのが良いでしょう。
出来るだけ他の予定を排除する
まとまった時間を勉強に当てることは大きな精神的安定をもたらします。
そのため、筆者は徹底的に遊びの誘いを断り、IELTSマシーンとして2ヶ月間生活することに決めていました。
もし関東圏にお住いの場合は、IELTSに関する講座などに参加してみるのはありかもしれません。
モチベーションアップにつながるも内容であれば、その後の勉強に役立てることができます。
進捗ノートをつける
毎日の進歩が実感できないと「この1ヵ月何をやっていたんだろう…」という気持ちになってしまいます。
そこでオススメなのが日記や進捗ノートをつけることです。
その日に学んだことやどういう気持ちで過ごしていたのかを書き留めることで、ストレスコーピングになるだけでなく、振り返ってみて成長を実感することができます。
SNSを見ない
SNSを見ないのも短期決戦では重要なことです。
IELTSに集中するという気持ちを逸らさないようにしておくためには、たとえ有益な情報があるとしてもSNSを絶っておくことをおすすめします。
人と比べ始めるとキリがないですし、膨大な情報を処理しきれなくなります。
1週間分の予定を立てる
当面の見通しを立てておくこともペースよく学習を進める上で大切です。
最低でもその日にやることが朝の時点で全て決まっている状態にし、できることなら1週間先の予定まで決まっている状態を目指します。
学習は目標と現状の逆算で進めていく必要があるので、そのギャップを埋められる予定の建て方をしましょう。
IELTS対策にはPlus One Pointがオススメ
これから初めてIELTSを受験する方や、一度受験したことがあるけど惨敗してしまったという方は、専門のスクールも視野に入れるべきです。
なぜなら、日本にはIELTSに関する情報が少ないから。
独学で勉強するには、情報量が少なく、正しい情報が得られない為、成果を出すのに時間が掛かります。
たとえば、海外の大学に進学するために、IELTSが必要な方は、大学受験の日にちもあるので、あまり時間を掛けていられませんよね。
時間を節約し、より確実に点数を取るためにも、プロに教えてもらうことが良いと言えるでしょう。
ですが、IELTSに特化したスクールというのは、あまり多くありません。
中には、TOEICや英検を教える傍らで、IELTSを教えているといったスクールもあります。
そんな中で、私がおすすめするスクールは「Plus One Point」

通常、IELTSやTOEICに特化したスクールというのは、会費が月に数十万円掛かりますが、Plus one pointでは、月に約65,000円からスタート出来ます。
また、他のスクールより料金が割安なのにも関わらず、講師全員がIELTSのハイスコア持ち。
IELTSに特化したスクールなので、ノウハウもバッチリです。
TOEICや英検のノウハウは、調べれば無数に出てきますが、IELTSの場合、多くは出てきません。
なので、正しいノウハウを手に入れるためにも、専門のスクールに通うことを視野に入れておいた方が良いのかもしれませんね。
今なら無料学習相談も受けられるので、ぜひ活用してみてください。

まとめ
本記事の内容をおさらいします。
・スケジュールは固定しておく方が、意思の力を必要としなくて楽
・対策すべき期間に応じてストイック度は調整すべき
・目標から逆算したスケジュールを立て、1週間分は詳細を決めておく
これらの情報を参考にして学習を進めてみてください。
各科目の具体的な勉強法についても記事にしているのでご参照ください。



