株式投資・積立NISA

大学生でも積立NISAはできるの?今すぐ始めるべき5つの理由

株式投資やNISAなど早い段階から資産形成を始めるにあたり、「学生」でもできるのか?

このような疑問を持たれている方は多いと思います。

結論、学生でも資産形成を始めることはできますが、年齢制限によって開設する口座の種類が変わってきます。

そこで、本記事では主にNISAに関する上記の違いと積立NISAを始めた方が良い理由について解説していきます。

大学生でも積立NISA口座の開設ができる

NISAには、

・(一般)NISA

・積立NISA

・ジュニアNISA

と、3種類があり、それぞれに違いがあります。

①年齢制限

NISA口座の種類は、金融庁の定めで年齢によって開設区分が分かれます。

■(一般)NISAと積立NISA

口座を開設する年の1月1日現在で、日本にお住まいの20歳以上の方が利用対象者となります。

ただし、(一般)NISAと積立NISAを併用して開設、利用することはできませんので注意が必要です。

金融庁:(一般)NISAの概要はこちら積立NISAの概要はこちら

■ジュニアNISA

一方、ジュニアNISAでは、口座を開設する年の1月1日現在で日本にお住まいの0歳〜19歳の方が対象となります。

金融庁:ジュニアNISAの概要はこちら

②それぞれの違いは?

  (一般)NISA 積立NISA ジュニアNISA
非課税対象 配当金、分配金、譲渡益 分配金、譲渡機 配当金、分配金、譲渡益
非課税投資枠 120万円 40万円 80万円
取扱商品 上場株式、投資信託、ETF、REIT 投資信託 上場株式、投資信託、ETF、REIT
非課税期間 最長5年間 最長20年間 最長5年間
投資可能期間 2014年~2023年 2016年~2023年 2018年~2037年

■非課税対象

積立NISAだけは投資信託のみが投資対象となっているため、投資信託からの分配金と売買によって得られる譲渡益が非課税の対象となります。

(一般)NISAと積立NISAに関しては、上記にプラスで株式も追加されますので、個別株に投資することで得られる配当金や譲渡益も非課税の対象になります。

■非課税投資枠

非課税投資枠とは、年間の中で非課税にできる限度額のことです。

(一般)NISAが120万円、積立NISAが40万円、ジュニアNISAが80万円とそれぞれ異なっております。

■取扱商品

(一般)NISA:上場株式、投資信託、ETF、REIT

積立NISA:投資信託

ジュニアNISA:上場株式、投資信託、ETF、REIT

・上場株式

上場株式とは、各証券取引所に上場している企業の株式のことです。

例えば、トヨタ自動車(株)やソフトバンクグループ(株)などの個別株を意味しています。

・投資信託

投資信託とは、投資家から集めた資金を1つの大きな資金として、株式や債券、不動産などに投資できる商品のことです。

特徴としては、個別ではなく複数の種類の商品を組み合わせている点です。

例えば、日経平均連動型の投資信託であれば日経平均株価に採用されている225社全てに投資をしているということになります。

・ETF(上場型投資信託)

ETF(上場型投資信託)とは、上場型投資信託と言って、上場している投資信託のことです。

上場していることで、個別株取引と同じように取引時間中の取引ができ、希望した価格での取引が可能となります。

また、手数料面でも一般的な投資信託よりも上場型投資信託の方が安い傾向にあります。

・REIT(不動産投資信託)

REITとは、不動産投資信託のことです。

具体的にはオフィスビルや商業施設、マンションなどを投資家から集めたお金で投資して、そこから得られる賃貸収入などを投資家で分け合うイメージです。

ですので、間接的に不動産のオーナーになることができます。

■投資可能期間

(一般)NISA:2014年から2023年

積立NISA:2018年から2037年

ジュニアNISA:2016年から2023年

③注意点!

・口座開設

NISA口座は1人1口座のみ開設が可能となります。

ですので、複数の金融機関での開設はNGになりますが、1年単位で金融機関は変更が可能ですので覚えておきましょう。

ただし、開設済みのNISA口座で対象商品を購入している場合は、その年の変更はできません。

・非課税対象

NISAで非課税の対象となる商品は、新規で購入した商品が対象となります。

例えば、ソフトバンクグループ(株)の株をNISA口座で保有して、売却した後再度NISA口座で購入しても非課税の対象にならないということです。

・非課税投資枠の繰り越しができない

その年に非課税投資枠に未使用分があっても翌年に繰り越すことはできませんので、NISAを行う際は長期投資を目的として計画的に投資を行うと良いでしょう。

・損益通算

損益通算とは、一定期間内の利益と損失を相殺することを言います。

例えば、今年の投資成績がマイナスで着地した場合、その損失分は最長3年間にわたって繰り越すことができます。

つまり、前年に−20万円、今年に+50万円の利益を出した場合、本来であれば+50万円に対して税金がかかりますが、確定申告をしている場合、+50万円と前年の−20万円を相殺して+30万円に対して約20%の税金がかかることになります。

その損益通算が一般、積立共にNISAではできません

・非課税対象となる分配金

証券会社を通じて受け取るETF(上場型投資信託)、REITの分配金や株式の配当金に関して、受け取り方法の選択によって非課税対象のものとそうでないものに分かれます。

非課税対象にするには、「株式数比例配分方式」を選択する必要がありますので、口座開設後は配当金、分配金の受け取り方法を確認するようにしましょう。

■ジュニア口座の注意点!

・運用資金

ジュニア口座で運用できる資金は、口座開設者本人に帰属する資金に限定されます。

・払い出し

払い出しに関しては、例外を除き口座開設者が18歳になるまでに払い出しを行う場合は、過去の利益に対して課税され、ジュニア口座が廃止となりますのでご注意ください。

積立NISAを始めるべき理由

1.金融リテラシーが高まる

基本的に投資をする上では情報収集が欠かせません。

積立NISAを行っていてもまだ資金に余裕がある人は、外国株式や個別株に興味を持ったりすることでしょう。

投資リスクを少しでも減らすためには、情報をいち早く入手することが必要ですし、よりアメリカ大統領の発言や日本政府の発言に耳を傾けたり、企業の発表などにも興味が湧くことでしょう。

2.時間を味方につけることができる

積立NISAの最大のメリットは時間を味方につけることで、お金持ちではない一般人でも資産形成ができる可能性が高い点です。

特に大学生から始めることで勉学に励んでいる間もお金は働いてくれますので、後々大きなメリットになっていることでしょう。

下記の記事に米国株の推移を載せていますので、長期で投資をした際のメリットを可視化してみることができるでしょう。

同じように日経平均株価の推移も右肩上がりとなっておりますので気になる方はYahoo! ファイナンスなどで過去のチャートを確認してみてください。

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3.給与水準の高い業界に興味を持つきっかけになる

投資を始めることや将来設計を行う上で収入はとても大事になります。

特に大学生はこれから進路先を決めますので、早いうちから給与水準の高い業界に興味を持つことでしょう。

また、なぜ給与水準が高いのかの企業分析を行うことで強みを知ることになりますので、早いうちから投資を始めることはとてもメリットになるでしょう。

4.支出を見直すきっかけになる

大学生の支出の上位に何が来るかは人それぞれですが、飲み会などの交際費が上位に来る人もいれば洋服などの雑費にお金をかけている人も多いでしょう。

また、今のコロナ下ではお金に余裕ができた人もいることでしょう。

これらの支出を将来設計に投資を組み込んで考えることで、支出を見直すきっかけになることでしょう。

5.十分な資産があることで精神的な安定を得られる

投資を始めて2年も経つ頃には目に見えて資産に変化があることでしょう。

特に大学生で初めて時間を味方につけコツコツ投資することで、社会人になっても安心して続けることでき、将来のためのお金として利用することができますので、金銭面による精神的安定を得られる可能性が高いです。

個別株投資はある程度の経験が必要

・市場参加者

株式市場には初心者からプロまでが参加しているため初心者が投資で勝つことは難しいです。

特に個別株は変動が激しく、分散投資になりませんのでハイリスクといえるでしょう。

とはいえ、個別株投資には株主優待のメリットがあったりしますので、一概におすすめできないわけではないですが、決算書の内容を把握してファンダメンタルズ分析をして投資判断をする必要もありますので、ある程度投資経験や知識が必要といえるでしょう。

・経験を買うという意味ではあり

結論、利益目的ではなく勉強も兼ね経験を買うという意味で予算を決めてやるのは大いにありだと私は考えています。

特に、企業分析を興味を持って行えるという点では私自身大きなメリットに感じました。

何事も初めてみないことには分かりませんので、積立NISAと並行して資産に余裕があれば個別株投資も予算を決めて初めてみるのもいいでしょう。

まとめ

  (一般)NISA 積立NISA ジュニアNISA
非課税対象 配当金、分配金、譲渡益 分配金、譲渡機 配当金、分配金、譲渡益
非課税投資枠 120万円 40万円 80万円
取扱商品 上場株式、投資信託、ETF、REIT 投資信託 上場株式、投資信託、ETF、REIT
非課税期間 最長5年間 最長20年間 最長5年間
投資可能期間 2014年~2023年 2016年~2023年 2018年~2037年
年齢制限 20歳以上 20歳以上 20歳未満

今すぐ始めた方がいい5つの理由

・金融リテラシーが高まる

・時間を味方につけることができる

・給与水準の高い業界に興味を持つきっかけになる

・支出を見直すきっかけになる

・十分な資産があることで精神的な安定を得られる

積立NISAを活用して投資を始めることが最優先ですが、個別株投資に関しても、資金に余裕がある人は予算を決めて始めてみるといいでしょう。

社会人もですが特に大学生は人生設計がしやすいので、一度将来としっかり向き合って新しいことにもトライしてみましょう。