ブログを始めたばかりの人は
「記事は毎日更新した方が良いのだろうか?」
と疑問に思うかもしれません。
このサイトは2019年12月に開設され、しばらくは不定期の更新が続いていました。
しかし、友人との毎日更新企画をきっかけに、2020年3月下旬から4月末まで5週間の毎日更新に成功しました。
そこで本記事では毎日更新を振り返りつつ、「本当に意味があるのか?」を検証していきます。
50記事まで更新した際の報告については下記の記事を参考にしてみてください。

Contents
毎日更新のメリット
まずは毎日更新のメリットをご紹介します。
PVが伸びる
今回の毎日更新ではできる限り質の高い記事をコンスタントに入稿することを目標にしていました。
つまり、記事を書くこと自体を目的にしないと意識していました。
そのために、
・文字数は3000文字以上
・構成がしっかりしている(中見出し2つ以上、小見出し3つ以上)
・オリジナルのコンテンツ
の3点にこだわりました。
その結果、情報の質を高めることができ、PVは徐々に増えていきました。
月間PVの比較では、次のようになっています。
新規記事数 | 累積記事数 | PV | |
2019年12月 | 10 | 10 | 774 |
2020年1月 | 8 | 18 | 1782 |
2020年2月 | 0 | 18 | 173 |
2020年3月 | 9 | 27 | 929 |
2020年4月 | 30 | 57 | 2088 |
2月から3月で5倍、3月から4月で2倍と大きな伸びを見せています。
このまま毎日更新を続けるだけで10000PVも見えそうです。
単純にPVを増やしたいという方は、毎日更新をすることは良い戦略かもしれません。
ちなみにブログで副収入を得たい方には、ランサーズの活用などもオススメです。

SNSをアクティブに運用できる
流入を増やす作戦として、更新のたびにツイートをしていました。
私の場合、フォロワー1100名くらいで、お知らせを流すと30~50名の方ががサイトに訪れてくれました。
もしSNS運用をしっかりやっているのであれば、SNSとの連携は大きな効果を発揮するのでぜひやってみてください。
また、普段SNSであまり呟くこともないという人にとっても、サイト更新のお知らせは良い話題になります。
SNSを強化するために毎日更新するというのも使える手かもしれません。
PDCAを素早く回せる
記事を書いて数日したらPVや離脱率をチェックします。
それによって問題点を洗い出してリライトを行なったり、これから各記事の参考にしていきます。
このサイクルは早ければ早いほど軌道修正がしやすいです。
毎日更新をすると参考にできるデータが増えるので、PDCAが高速で回り始めます。
改善点を見つけて記事の質を高めていきたいという人にとっては、毎日更新はベストな選択肢になるでしょう。
達成感を味わえる
ブログは記事数が増えていくと達成感を味わうことができます。
私の場合、4つあるカテゴリーのそれぞれの厚みが増してきた時に「嬉しいな〜」と思いました。
50記事や100記事に到達した際には振り返り記事もかけますし、そういった節目で自分を肯定してあげることもモチベーション管理において非常に重要です。
最初の100記事はPVもそれほど伸びない中での作業になることは当たり前なので、まずは自分が書いていて楽しい、やり甲斐があると感じるような方法で進めていくのが良いでしょう。
規則的な生活が送れる
毎日更新しようと思ったら、毎日同じ時間に書いていく必要があります。
そうでなければ記事が後回しになってしまい、なかなか続きません。
私は午前中に記事を書くことが多いのですが、午前中に予定を入れず、机に向かうことで、非常に規則正しい生活を送ることができました。
なによりもまずは記事を書くという強い気持ちを持って継続するために、毎日決まった時間を確保するようにしましょう。
ブログと真摯に向き合える
毎日記事を書いていていれば、PVを伸ばすことや読者に満足してもらうことに本気になります。
うまくいっているサイトをみて改善策を考えたり、SEOについて勉強することで、サイト運営のノウハウが自然と蓄積されてきます。
やはり勉強と同じで、やる日とやらない日があるよりも、毎日コツコツ継続した方が習得は早いなと感じました。
単なる息抜きとしての記事ではなく、魂を込めた記事を書くために、毎日更新は非常にオススメです。
毎日更新のデメリット
毎日更新が簡単にできればみんなやっているのですが、多くの人は投げ出してしまいます。
そこで毎日更新の難しさについてもご紹介します。
時間の確保が大変
記事を書くには時間がかかります。
このサイトの場合、1記事3時間程度はかかっています。
仕事をしながらの方だと、毎日3時間捻出することは容易ではありません。
・早起きをする
・残業をしない
・飲み会を断る
といった忍耐が必要になります。
したがって、毎日更新をするには時間が必要ということをよく知っておく必要があります。
ネタを見つけるのに苦労する
毎日更新はどんどんネタが無くなります。
その分ネタを探すので結果的には尽きないのですが、ネタ探しもなかなか大変です。
SEOを意識した記事を書いている方であれば、毎日更新を始める前にキーワードリストを作成し、毎日その中からキーワードを選んで書くだけという状態にしておくことをオススメします。
そうすれば、机についてからネタ探しをする必要が無くなり、さっと作成に入ることができます。
私はキーワードリストとネタ帳から、その日に書く題材を選んでいます。
検索流入が増加するまでのタイムラグがしんどい
一説によると、記事を書いてからGoogleが内容を判定し、検索順位に反映するまでに、2ヶ月程度かかるということです。
そのため、昨日書いた記事からの流入が見込めるわけではありません。
一念発起して1ヶ月間毎日更新をしても、もしかしたらほとんど変化がないかもしれません。
しかし、2ヶ月経てばいい影響が出ているという可能性もあります。
タイムラグがあることで先が見えないような気分にもなりますが、とりあえず2ヶ月後に成果が出るんだと自分に言い聞かせて更新してみてください。
質の低い記事を書いてしまう可能性がある
毎日更新をすると、記事を書くことそれ自体が目的化し、あまり質の高くない記事を量産してしまう恐れがあります。
そうなってはサイトそのものの価値が下がるので良いこととは言えません。
自分で目を光らせて品質を担保することや、時々友人からコメントをもらって、「最近の記事はユーザー視点に立てているか」とチェックしてみるのも良いでしょう。
PVを増やすには「いいコンテンツを作る」ことが一番なので、小手先のテクニックではなく、魂のこもった優良記事を書くことを心がけましょう。
まとめ
5週間の毎日更新は正直しんどかったです…
一緒に続ける仲間がいなければ途中でサボっていたことでしょう。
4人でこの企画をやって、そのうち3人が1日も欠かさず更新することができました。
おかげでPVも伸びましたし、調べる中でいろんな知識がついたので個人的にはやってよかったなと思います。
毎日更新をする価値があるかというのは、サイトのステージによるかなと思います。
このサイトのように駆け出しであればコンテンツを増やすことに意味があるので、毎日更新はすべきであると思います。
一方、記事数が200を超えたサイトであれば、記事を増やすことよりも、1つ1つのクオリティを上げることに注力した方が役に立つサイトに変わるような気がします。
皆さんも自分のステージに合わせて必要があれば毎日更新にチャレンジしてみてください。