株式投資・積立NISA

【積立NISA】分配金はいつ入ってくるのか?|人気ファンド3選を解説

※2021年4月30日 更新

「投資における配当金・分配金について知りたい」

「積立NISAでは分配金がいつ入ってくるのか知りたい」

この記事はそのような方へ向けて書いています。

こんにちは!

私は、大学卒業後会計事務所の経験を経て現在IT企業に勤めながらお金の勉強をしている”ぶん”と申します。

大学時代に株式投資を始め、今年からは「積立NISA」に切り替えて投資を始めようとしています。

そこで、これまで勉強してきたことや私が疑問に思ったことを記事にして、みなさんのライフプランの参考にしてもらえればと思います。

投資の勉強をしていると、専門用語などが多く、

「よくわからないよー・・・」

と思うことが多々あります。

そこで今回は、

投資における配当金・分配金について

積立NISAで分配金はいつもらえる?」

上記の疑問について有名なファンドを例に解説いたします。

株式では「配当金」!投資信託では「分配金」!

投資の勉強をしていると「配当金」や「分配金」といった専門用語を目にすることがありますが、それぞれの違いについてはよく把握されていない人も多いと思います。

結論、「配当金」も「分配金」もその性質は同じで、扱う金融商品によって名称が変わります。

前提として株式会社というのは、株式を保有している株主のものになります。

会社は利益を出すことが目的になりますが、出した利益の使い道は大きく下記の3つに分かれることを覚えておきましょう。

1.利益の一部を株主に還元する「配当金」

2.より事業規模を拡大させるための「事業投資」

3.長期的に会社を存続させるための貯蓄(このことを専門用語で「内部留保」といいます。)

Columnー金融商品ー

金融商品とは、株式、投資信託、国債、社債、預金そして保険など、主に金融機関によって提供されている商品のことを金融商品といいます。

配当金

配当金とは、投資をしてくれている株主に対して、利益の一部を還元するお金のことです。

日本の上場企業の多くは年に1回または2回ほど配当を出している企業が多いですが、配当が0円の会社も存在します。

配当金に差が出る理由としては様々ありますが、

大きく「景気の影響を受けやすい」「景気の影響を受けにくい」の2つで変わります。

例えば、電力会社などのインフラ事業をメインで行っている企業であれば、人々の生活に必要不可欠な事業内容ですので、安定的に収益が見込め、その分安定した配当を出すことができます。

その一方、ここ数年ではコロナウイルスの影響で、航空業界などが配当金を減少させてきているように、思うように利益を出すことができなかった企業などは配当を減少させたり、なしにするケースもあります。

分配金

分配金とは、投資信託の収益に当たる「値上がり益」や「配当金」から投資家に還元するお金のことで、決算時に支払われるのが一般的となっています。

分配金が多く出れば良いファンドということではなく、分配金目当てで投資商品の選定を行うとあとあと痛い目にあうかもしれません。

その理由は分配金以上に基準価格(株式でいう株価にあたる部分)が減少すればトータルでマイナスになってしまうケースもあるためです。

補足ですが、積立NISAで扱う商品は「投資信託」のみになりますので、積立NISAでは「配当金」という言葉はなく、正しくは配当金と同様の性質に該当する「分配金」となります。

分配金の受取方法

「受取型」と「再投資型」

分配金の受取方法には「受取型」と「再投資型」の2つがあります。

受取型とは、投資信託の運用会社から支払われる分配金が実際に登録している口座に入金される受取方法のことです。

メリット
支払われる分配金が口座に入ってくる点です。
まとまった資金で投資をしている人は受け取った配当金を生活費の足しにできますし、
ちょっとしたお小遣いのように感じることができますので、嬉しい気持ちにもなれます。

デメリット
支払われた分配金を運用に回しているわけではありませんので、その分複利効果が落ちるという点です。

複利効果に関しては下記の「時間を味方につければ複利の効果は大きくなる」のカテゴリーを合わせてご確認ください。

【投資に回す資金がない?】所得が少なくてもコツコツ資産運用すべき理由 野村総合研究所の調査によると、20代で投資を経験したことがある人の割合は21.9%。 つまり約5人に1人という結果...

再投資型とは、自動的に「支払われるはずの分配金で同じ投資信託を購入」することです。

メリット
元本にプラスして分配金も運用に回すことができますので、長期運用においては、複利効果を大きく活用することができます。

デメリット
受取型とは違い手元に残るわけではありませんので、支払われている実感が湧きにくいことです。

また、どちらの受取方法を選択しても分配金には税金がかかりますが、再投資型を選択して複利効果を高めたい場合には、なるべく分配金の回数が少ないファンドを選択した方が税金面から考えると良いでしょう。

私の選択している方法としては、「再投資型」を選択しています。

その理由は、まだ20代で「長期投資」を目的としているため複利効果を高めるためです。

Columnー税金が引かれない分配金ってあるの?ー

税金が引かれない非課税の分配金というのはあり、「特別分配金(元本払戻金)」といいます。

非課税な理由としては、元本払戻金と記載がありますように、
投資している元本から分配金という名目で払戻しされるためです。

普通分配金が投資信託の「値上がり益」や「配当金」から払い戻されるのに対し、特別分配金が元本から払い戻されますので、得したものに関しては税金がかかり、得をしていない払戻しに関しては、税金がかからないということになります。

ですので、払い戻された分当然元本は減りますので、注意が必要ですが、老後に向けて投資資金をコツコツ回収したい人には向いているかもしれません。

積立NISAにおける人気ファンド

タイトルにもありますように人気ファンド3選においてそれぞれの概要と分配金がいくらでいつ入ってくるのかを解説いたします。

私は、楽天証券を使用していますので、楽天証券の情報を参考にしています。

※2021年4月30日 時点

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

米国株式の中でもS&P500という指標に特化したファンドです。

[運用方針]

「S&P500インデックスマザーファンド」への投資を通じて、対象インデックスに採用されている米国の株式に投資を行い、対象インデックスの変動率に一致させることを目的とした運用を行っています。

[決算日]

4月25日

[分配金]

0円

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

こちらのファンドは全世界の株式に投資を行えることが特徴となっています。

[運用方針]

「外国株式インデックスマザーファンド」、「新興国株式インデックスマザーファンド」および「日本株式インデックスマザーファンド」への投資を通じて、日本を含む先進国および新興国の株式等に投資し、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行っています。

[決算日]

4月25日

[分配金]

0円

楽天・全米株式インデックス・ファンド

こちらは米国株式市場全体に投資を行えるのが特徴的なファンドです。

[運用方針]

「楽天・全米株式インデックス・マザーファンド」を通じ、「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」に投資をしています。

CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目指しています。

[決算日]

7月15日

[分配金]

0円

ここまでで

「あれ?」

「分配金でないの?」

と、疑問に思っていることだと思います。

結論、積立NISAでは分配金を出さない商品が多く扱われています。

その理由が分配金の受取方法「再投資型」のデメリットでお伝えしたように、

分配金に関しても税金がかかりますので、長期投資を目的とする積立NISAでは複利効果を大きく活用できるように分配金を出していないファンドが多いと考えられます。

例にしますと、

仮に1万円の分配金が出る商品があるとすれば約20%の税金がかかります(※値上がり益も同様)ので、2,000円が税金として取られ、残った8,000円に対して、受取型にするか再投資にするかという選択になります。

しかし、そもそも分配金を出さないファンドでは、値上がり益や配当金から得られたプラス部分は再度再投資に回されますので、税引前の10,000円をフルで再投資を行ったことと同様の効果が期待できるということになります。

中には、分配金が出る商品のものもありますが、積立NISAを行う際には分配金なしの商品を選択することが長期投資には向いているといえるでしょう。

実際に配当金が出るファンドも1つだけ紹介いたします!

グローバルAIファンド(予想分配金提示型)

このファンドの特徴は、AIの進化、応用に伴いこれから高い成長が期待される全世界の上場株式から選定して投資を行っている点が特徴です。

分配金に関しては、毎月分配型で毎月25日に500円の分配金を出しています。

[運用方針]

「グローバルAIエクイティ・マザーファンド」を通じて、世界の上場株式(不動産投資信託も含む)の中から、AI(人工知能)の進化、応用により高い成長が期待される企業の株式に投資を行っています。
AIテクノロジーの開発のほか、AIの開発に必要なコンピューティング技術、AIを活用したサービス、ソフトウェア・アプリケーションの提供を行う企業等に投資を行っています。

[決算日]

毎月25日

[分配金]

500円

分配金が「いつ」支払われるのかに関しては、決算日という項目で確認しましょう!

各ファンドの分配金情報を知るためには

※2021年4月30日 時点

「投資信託」「分配金」「ランキング」で検索を行った上位3つが下記です。

どれも信頼性の高いサイトとなっていますので、

自分の運用スタイルにあった商品を探してみてください!

毎月分配型ファンド ランキング – 投資信託比較 – 価格.com

投資信託 分配金利回りランキング/マネックス証券

タイプ別ランキング(毎月分配) | 投資信託 | 楽天証券

まとめ

  • 株式では「配当金」!投資信託では「分配金」!
  • 積立NISAにおける人気ファンド
  • 各ファンドの分配金情報を知るためには

上記をあらためておさらいすると、

要約まとめ
  • 投資家に還元するお金の名称は、株式なら「配当金」、投資信託なら「分配金」と名称が変わります。
  • 分配金を出す出さないは運用会社によって異なりますが、分配金の受取方法に関しては、運用会社に関係なく口座側で設定をする必要がありますので、「受取型」か「再投資型」を選択する必要があります。
  • 積立NISAで扱っている商品の多くは分配金がでない商品が多く、分配金を出さないことで税金がかからない分複利効果を大きく活用することができることから、長期投資との相性が良いです。
    ※分配金が出るファンドが必ずしも良いファンドということではないことに注意しましょう。
    また、分配金は決算期ごとに毎回支払われるとは限らず金額も変動しますので、注意が必要です。
  • 多くの証券会社のサイトでは、どのような投資信託があるのか、ランキング形式で様々な視点から絞り込んで検索を行うことが可能ですので、ぜひ興味のある方は調べてみてください。

積立NISAに関する記事は他にもありますので、合わせてご参考ください。

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